法律家の視点、といいましょうか。
法廷といった場への熱い視線といいましょうか。
「マチベン」、実にいい視点に立った、ドラマだと思いました。
この間、「京都地検の女」でも、同様に感じましたけど、こうした視点のドラマが好きです。

そして、なにより。
法廷を「ひとを裁く場所でもあるけれど、許す場所である」といった台詞は、とても胸に響きました。

嘘を重ねて生きていく辛さ。
これは、本当にもっとも辛いことのひとつなのでしょう。

けれど、誰も救いの手を差し伸べてくれない、そうしなければ生きていけない。
そうやって、歯を食いしばって嘘を重ねて生きているひとも、多いのではないか、そんなことも考えてしまいました。
たとえ罪になることでなくても、誰もがなにかを抱えて生きている。

えびす堂の面々に、また会いたいな、と思う終わり方でした。

「幸せにならなければいけない」と固い表情で言っていた彼女の顔に、「白夜行」の雪穂やあの和賀やあさみを重ねてしまいました。
彼らは、どうしてあんなに一生懸命だったんだろう。
いいかげんに生きているひとは、いくらでもいるのに。
なんて、変な事も考えてしまった。
「幸せになりたい」
そんなことさえも、なんにも考えずに育ってきたいいかげんな、私。

現実の事件ではどうだろう?
いろんな事件にはその分だけ、多くのひとの本当と嘘が隠れている。
今日の「マチベン」でボロ泣き。
ちょっと心が感傷的なときは、感情の起伏はでかくなる。

犯人役の若村麻由美さんの演技がとてもよかった。
そして、それに引き寄せられるように江角さんもノリノリ、もうひとりの女優、伊藤かずえさんもけれん味がなくて、唸る。
いいねえ〜。

というドラマ好きな感想もあるのだけれど。

「ひとを殺させるつもりなの?」
「死刑判決を出す時にどれだけ裁判官が悩むかわかってる?検察官も弁護士、遺族にもずっと苦しみを与えることになるのよ」

江角さんの台詞は、ツキン、とくる。
嘘をついて自分を殺して自分だけ楽になってはいけない、生きて償うこと、生きて苦しむこと。
それを受け容れること。
ひとを信じること。

それは押し付けるものではなくて・・・・。
そのひとを受け容れて、そのひとの心を人格を尊んで導くもの。
今日の犯人の懲役は25年。
25年後に髪を切ってね、と弁護士の江角さんが言う。
犯人の若村さんは江角さんを信じる目をして、光を見ることが出来た人の顔でふうっと顔の力を抜く。

「殺意をもって凶器をふるって殺めることと、揉み合って弾みで死なせてしまうことと、大きなちがいがあります。」
今日のドラマでのこんな台詞に胸をつかまれた思いがした。
・・・・ああ、ダメだ、すぐにあのドラマを思い出す。

和賀もまた、ひとを信じられることができるようになったろうか。

マチベンに話を戻すと、どうやら主人公は検事を辞めた人で、その時代に訳ありの事件があったような感じ。
接見に通う受刑者は一体誰なのか?

面白くなってきた。
そして、中島知子さんはいい味を出している。(笑)

コメント、たくさんいただいてありがとうございます!
ゆっくり、お返事させていただきたいと思います。
宿題してきます〜(涙)
今回、弁護士ものがふたつ。

今日は、江角さん主演。
昨日だった?かのは、豊川さん主演。

どちらも結構テンポよいし、好きな雰囲気。
それぞれの味もちゃうのだろうけど、私は思った。

「いっそのこと、ふたりの弁護士、一緒に仕事してたらどないなん。気ぃ合いそうやん」

そういう問題じゃない!(爆)

実はギャルサーも気になってた。わはは。
ドラマにおける藤木さんって、独特の存在感になってきたなぁー。

眠い。

眠いが、今日のスマステは「宝塚歌劇団特集」
おおっと。(笑)
大地真央さんがゲストらしいっすね。

今、スマステ見てて、泣けてきちゃった・・・・。
そうだ、阪神大震災のとき、大変だったんだ。
ヤンさん(安寿ミラさん)のさよなら公演だったのに、公演中止になって。
来週はそのときの話なんだろうか?
なつめさん(大浦みずきさん)と共にほんとにダンスがとても上手い人で、好きだった。
でも確か、私はチケットは取ってなかった公演だった。
本人も辛いし、きっとファンも大変だけどショックだろうと思ったら、泣いたな・・・。
真矢さんや、天海さんや一路さんの、ヤンさんに対する心遣いも漏れ聞いて、感激してた。
その後の、宝塚劇場や、周辺のお店のようすにもショックを受けたな。
今はもうない、ファミリーランドと以前の大劇場。
そして新しくなっていたのに建ってすぐに震災に遭ってしまった新劇場。
また、行きたいな。
ふたつめ、です。

今日は大雨で風がひどく、春の嵐、といった感じだったのでウチのランコロ(シーズー・♂)は情緒不安定。
怖がりなので、くっついて離れないし、いつものように自分の座布団の上で座ったり寝たりも出来ない様子なので、ランコロが落ち着くまで、リビングでおべんきょのついでにコーヒーを飲みつつ眠気を醒まし、ごろちゃんのドラマを見てました。

原作と主人公の実物をすっかり忘れて(ここポイント)見ていると、微笑ましくていいドラマでした。
気楽に見られそうです。一回くらい飛ばして見ても大丈夫そうだし。(あ)
出てる役者さんたちが、わりと好きです。
ごろちゃん、いいな〜。
これは、ごろちゃんがキュートで可愛いから成り立つドラマだと思うね、うん。
森三中で一番まあ・・・なんとか、って思う彼女なのも、まあなんとか。(スッキリしない言い方だな、おい!)

えびちゃんがイヤミなモデルさんなのが、妙にぴったり、です。
昨日は、わりと好感度あったんですけどね。ふふふ。

さて、寝るか〜。
やっと一週間の真ん中。がんばんないと。

転職したてで毎日がスリリング、なのです。(笑)
↑笑ってるし。

「足利義昭、散る」
「さらば、足利義昭」

三谷幸喜、会心の演技。
・・・・らしい。本人がおっしゃってました。
ぷぷぷぷ・・・・

今日の「功名が辻」を見ている。(衛星放送)
なーんか、ノリきれないわあ、と思いながらも見ている。

今日は女子フィギュアを見た。
村主さんの、やっとふっ切れたような笑顔が見られて、ほっとした。
しかし、コーエン選手もキツかろうなー。
ふう〜。
しかし、オリンピック終わってすぐに、また選手権にむけて頑張った選手たち、その前からの試合を考えると大変だったな〜、と思う。
村主さんの滑りは、悪くなかった。
日本選手権?だっけ。オリンピック直前の時の焔を感じるところまではいかなかったけれど。

なにはともあれ、お疲れさま。

急な出場に調整を頑張って取り組んでた恩田選手、はじめてですごい顔が強張ってたけどちゃんとまとめて結果を出した中野選手、お疲れさま〜。

織田くんも、よくがんばってた。

フィギュア人気はあがっても、なかなか大変な状況は変わらないようだ。
荒川さんは今日もまた、フジテレビでお仕事。
相変わらずのクールビューティぶり。
国分くんは、なんですか、あの落ち着きは。
着々と落ち着いた司会っぷりを身に着けているなー。

今日は部屋を整理しつつ、それから「ロンド」も見たんだけど。
多分、3、4回は見たんだけど、さっぱりよくわからなかった。
途中参加組は、相手にされてない感じ(笑)。
ジウ姫の容貌が・・・・・。
しんどそうだなー、なんて思った。

オリジナル、日韓問題、ハードボイルドとラブストーリー。
がんばったのはわかったけれど、よくわからなかった。(苦笑)

今日、朝日新聞で、TBS生野ディレクターのミニコラムの連載を読んだ。
ドラマ「Beautiful Life」の話。
企画で、木村さんと常盤ちゃんの名前が出て、話が進んでいたが当初の企画では銃撃戦があるような企画だったんだって。
どんな内容だったんだろう。(笑)
だけど、木村さんが「美容師の役をやりたい」と言っていたこともあって、あの「Beautiful Life」に。
顔合わせではじめて、主演ふたりが揃った99年の11月。
スタッフみんなが息を呑んだくらいに素敵なふたり、だったそうだ。

いいなあ、ドラマかぁ。
ワクワクするだろうなぁ。
「砂の器」のことで頭がいっぱい、になるかと思いきや、「白夜行」のことで、なぜか悶悶としている。
こうなったら、近いうちに東野さんの本を読み、DVDが出たら見てみようと思う。

そして、今頃知った。
あの話って、大阪・布施の話だったんですね!!(驚)

八千草さんと武田さん以外は関西弁を話してなかったような気がするんだけど・・・・。
不思議だったんだよなあ、なんであのふたりは関西弁?って。
関西出身のひとたちなんだあ、なんて思っていて。
「布施」という文字も目にしてたと思うけど、大阪の布施と繋がらなかった。

うううううーーーーーーん。
そりゃまた、雰囲気がちがうだろうなあ。
ま、原作とドラマもまた、ちがうのだろうし。

さてさて、そろそろPCの録画時間を空けるために、DVDを焼いたり。
部屋を片付けたり、掃除したり、そんなことを片付けよう。

3月ももう終わり。
嬉しいような、淋しいような。
ドラマ「砂の器」の最終話、は和賀英良最後の日、だ。

中居ファンのある人たちが「白い影」の最終話の日、3月18日を直江先生の命日として、彼を偲ぶように、私たちもまた、あの和賀がひでおに戻った日を、ピアノを置いて私たちの前から姿を消した日を忘れはできない。

あの3ヶ月は、とても苦しくて重苦しい気持ちになりながらも、毎日毎日ドラマのことを考えて明け暮れていた期間だった。

中居さんのファンでなければ、あれほどには思いいれが出来なかっただろう、というのは間違いないが、あのドラマに出会えたことは、私にとってとても、大きな出来事になった。

「白い影」が発端で、ファンサイトなどを見に行くことになった私だが、「砂の器」は、私にお話を書く喜びをもたらしてくれた。

勿論、二次創作というのは、あくまで「大目に見てもらっている」ものであり、公開することは、本当はかなりリスキーなことだと思う。
ただ、お話を書くことは私にとっての感想文であり、ファンレターなのだ。
キャストやスタッフ、そして脚本家、原作者さんへの感謝と憧れと好意をまず、前提に。
それから、作品に付随するもの、作品を愛する人たちからの眼差しを忘れてはいけないと思っている。
趣味の範囲内、ということで温かく見守ってくださるかたが大半だが、自分のなかで大事にされているものを壊しはしないか、傷つけてはいまいか。
そういうことをおそれを持ちつつ、楽しませていただいている。

日記仲間さんのご好意で、いつも投稿させていただいているページをリンクすることにした。
どうもありがとうございます。
なにかと、気遣いくださり、そしてお話を発表できる場を与えていただくことは、本当はとても大変なことだ。

そのページが載っているサイトには、とても素敵なお話がたくさん、ある。
サイトマスターの彼女の人柄ゆえだろうか、従来からの常連さんも、そして新たな作者さんも、続々生まれている。

本当に、中居ファンの方は素晴らしい方が多い。

掲示板の投稿を読んでいても、そう思うことが多い。

二度目の春がやって来る。

私たちは実在の人のようにあの人を待っていて、私はあの人と周りの人たちのその前とその後に思いを馳せる。

なかなか、お話を書くのは捗らない時もあるけれど。
・・・彼らと彼女たちは私の中で生きている。
「白夜行」最終回を見た。
先週、友達との電話に夢中でその後、怒りと悔しさで地団駄(爆)踏んでて、見忘れていたのが失敗か。

なにやら、見終わってもスッキリしない。
雪穂が教会で大暴れ(・・・て。)した回もそうだったが、どうやら私は、雪穂の気持ちがとんと、わからないらしい。

見てると「そうなのか〜」とは思ってるけど、さほどに私には響かない。
そういうことか、しょうがないな。とは思う。

山田くんと武田さんの台詞やシーンは、迫力あったなあ。
それで、やっぱり「砂の器」だとか和賀さんのことを思ってしまったな。
もう、こうなると比べるものでもないかもしれないけれど。

人を殺めるのは、人の業、だと思う。
業は、同じ人間のすることだから同じ性質のものもあるけれど、やはりその数だけ、ちがいもあるのだ、と。
そういうことも、思う。

亮の子供が生まれた、ってのも、もう、ね・・・。
間違っているけれど、必死で生きてた、ひとりの人間を幸せにするために、と、お前にはそういう血が流れているんだ、と話してやるのだ、と。
笹垣さんの台詞は、やっぱりあの人を思い出す。
という話を、「愛と死をみつめて」を見ながら、思い出していた。
このドラマは、あの頃の日本と生きていたひとを真面目に描いている。

みちこさんとまことさんへの愛情と敬意が真摯に表れていた。

過剰な演出も、台詞も描写もない。
どこまでが脚色かはわからないが、どこの病院にもある、あの空気。
素直な気持ちと、言葉。

みちこさんの言葉は、天分がある。
彼女がもっと長生きしていれば、どれだけのことばが残ったのか。
彼女のことばと彼の手紙が、なぜ一世を風靡したのが、今回よくわかった。

何も知らないで「お涙もの」なんて子供の頃から思っていたんだなあ、と思った。(あの歌がねー、なんか好きじゃなかったんだ)

剛はとても、かっこよかった。
うちの父が残していたノートや、学生時代の写真を彷彿とさせる。(もっと年上だけどね)
あのころの学生らしさ、わかってるようにいいますが、そのままのように思う。

広末さんの大阪弁は、うまいへたを超えて(笑)、とても可愛かった。

まことみこのキスシーンの美しさ、肌をあわせた時の綺麗さ、寄り添った時の情感が心に残る。
「神はサイコロを振らない」
今日が最終回だった。
もう終わり・・・これは回数が少ないのかな?

剛の映画「黄泉がえり」のようなお話、だった。
SFものにしては、なにかとツッコミどころのあるお話なんだろうけど、とてもステキな夢を見せてもらった。

パラレルワールドがあるならば・・・
私たちの思う、あのドラマの、あのひとたちもどこかに生きているのかもしれないね。
それほどまでに、胸に迫るひとたちに出会えることが、とても嬉しい。
不思議だな。
やっぱり、悟空はいいことを言うね。(じ〜ん)

SMAPの歌みたい。

やっぱり、自分次第だと思いたいよね。

賽を投げるのも自分。
罪を犯すのも自分。
誰かを愛するのも自分。
償うのも自分。

どうしようもない運命や、悲しみや、不幸を避けられるなんて思えない。
世の中は、とても不公平だ。
耐えられる試練しかひとには与えられない、とまでいえない。

なーんだか、そんなことばっかり考える。

人を妬んだり、嫌いだったり、ムカついたり。
時には憎んだり、・・・・この世から消してしまいたい、と思ったり。

だけど、やっぱり自分しだい、なんだろうな。

ないものねだりをしていることとか、どう生きたら幸せになれるだろうか、とか。
ベビーブーマーの女たちだって、悩んでいるんだ。
その上にも下にも、ずーっと、繋がってたり対立したり愛したり憎んだりしてる、傷つけあってる、女たちがいたりするし。

・・・・ものすごく、思考がまとまってないんだけど、ここ2ヶ月くらいで、いろいろ考えてしまったわ、ほんま。

お〜い、タイトルから、どこへ行くんだ、あたしったら。(笑)

そうよ、そんなことより今からスマスマなんだ!

メールやコメントで、お見舞いくださったみなさま。
どうもありがとうございました。
ほんの少し、ヘタレてただけのようで。
「やっぱり肉は食べなアカン!」と思って、昨日はハンバーグとトンカツ食べました。(食い過ぎ)
おかげで、ハレバレ、今日もガツガツ泳いでまいりました〜♪
みなさまのお言葉がなによりの、栄養です♪

追加しまくり。

うーむ、荒川さんの言葉は実に深いし、共感を覚えるわ〜。
真央ちゃんと出た試合、そして出られなかったファイナリストの試合について語る荒川さん。
これもまた、勝ったから話せること、話すこと、なんですね。
彼女は、実に聡明だ。

でも、それにしても辛くて厳しい世界だなあ。
24歳にして、そこまで達観せねばならないんですね。
10年早いよな〜、こっちより。
今日の「白夜行」。
雪穂の母のことばに、涙が出た。
続く言葉が、また実にいい。
さすがは八千草薫さん、である。

壁を作っているのはどちらだろう?
棘を持っているのはどちらだろう?

どうして、そんなことばかりをして生きていかなければ、
いけないのか、と。
周りの、光や風や土はこんなに豊かなのに。

これは、ドラマで原作もまた、フィクションだけれど。
どうしてこんなに、悲しいのか。

ふたりの周りには、こんなに人がいるのに。

・・・でも泣きながら、「砂の器」を思う因果な私。(結局それなんだ)
「みんな誰かのたいせつなひとなんだ」

まー、こまかい言い回しはどうか、てなことですが。
いやー、シンプルでいいことよ、ほんま。
明日、チビアクマ(甥っ子)にでも言おう。
それと、三蔵法師さんの「八戒がしていたこと・・・・うーん、うーん、『栗を食べていました』」てのが愛らしかった。

や、あの。
途中からだったの、見たの。(笑)
なんか、今日の妖怪さんが意味ありげに「あの方」とか言ってましたけど、それはもしや?(キラリン)

月日が経つのは早いもので、3月に入ったので、もうレギュラードラマは佳境に入ったのですね。
超後半に入って「ロンド」(TBS日9)を何回か見てるものの、さーっぱりよくわからず、?????の連続・・・。
ジェウ姫が、なんだかちがーう!
誰かと思ったよー、こないだの回なんてーっ(涙)

今回見てるのは、「神はサイコロを振らない」と「白夜行」です。
「神はサイコロを振らない」も、時々見逃しています。
そして、見逃してもいいのになぜか、放送回数があちこちで多いせいか見逃せないで見ている「功名が辻」。
なににハマっているわけでもなく、毎週見てますの、のほほん。

こんなことばっかり、書いていますが。

日記仲間のみなさん。
みんな、わたしのたいせつなひとだよ。
どうか、安穏に健やかに夜を過ごせる毎日を。
春へのかわりめ、って案外、体調を崩しがち。
どうぞ、皆さんお大事に。

さて、これからスマスマです。
2年前に、初めてネットでお話を発表(ぷぷぷ)したのは、多分、今ごろの時期だった、ような気がする。

そのタイトルが、こんなタイトル。

「砂の器」の二次創作だった。
主人公は、本浦秀夫。
彼の本当の誕生日は、もっと前だ。(さっき、なにか間違えてたねー・・。爆笑)
彼の騙った名前の「和賀英良」の誕生日は、3月4日だった。

切ない、日だ。
ひとは生まれた日を、ほかの日よりも心に刻みつづける。
けれど、そんな日を、命を授けられた日、喜びの日、とだけと捉えずに、切ない思いをしている人がいる。
そんな、心弱い、心剛い、心優しい、ひとが私は大好きだ。

あなたが、生まれてくれて嬉しい。
出会えたのが嬉しい。
それを、忘れないで。

若子さん、お話、読みました。
心の涙を拭ってくれるような、優しい優しいお話でした。
ありがとうございました。
素晴らしい誕生日プレゼントです。
やっと、見られたよ〜ん。
トリノの開会式。
私、開会式と閉会式、好きなんですよね〜。
とか、いいつつソルトレイクは、開会式の記憶がない、スマン。(笑)
ひとは忘却のいきもの、ですから、長野でさえあやふや〜なのだけどね。

いいねえ〜。
面白かったよ、トリノの開会式。
聖火点火、どうなるのかな〜、と思ったら実に鮮やかで。
一瞬、私はガスコンロを思い出したけどね。(爆)

あと、蜘蛛の子みたいな演出も、面白かった。

そうですよね、皆さんの書かれているとおり。
中居さんも楽しそうに見てるんだろうな〜、って思うと楽しみもひとしお、だった。
もう、中居さんはすっかり、私の中では大事なひとで身の内の人、って感覚なんだな、って思った。
選手入場の曲を聴きながら「ねえねえ、中居さん、この曲流れると踊りそうになんない〜?」とか言いたくてたまらない。(笑)

そして、この間からの録画失敗の理由がようやくわかった。
なぜかチャンネル設定が狂っていた。
インターネットTVガイドで予約していたので、ちゃんと取れているように見えて、該当チャンネルがなかったり他のチャンネルだったり・・・・。気づくの遅すぎるよ。(泣)
まあ、ぼちぼち直そう・・・。

この間から、毎日通っている二年ほど前の掲示板を読ませていただいている。
われながら、自分の書き込みが、とても浮いてるというかアホアホで、困る。(爆)
自分の語彙の貧困さには、毎回苦しめられる。

ふと思いついて、さらに前の「白い影」掲示板(こっちは公式)にも行ってみた。
当時は、ちがうハンドルネームで書き込みをしていた。
公式BBSに書いてる、ということで少しは文章は改まってはいたが、相変わらずのホケホケぶり。
20年前の自分とさほど変わらないところに、自分の文章力のなさを痛感する私であった・・・。

2003年5月に、私はこんな書きこみをしている。

********************

「再々放送の6話を見て 」
2003/05/07 02:17:34

お久しぶりです。
また、ここに書き込むことが出来て、とても嬉しいです。
いつも、お世話になります。タケケイさん。

近頃、SPのDVDを見返しては、感嘆のため息をついています。本当に一遍の映画といった趣で、どこかで大きなスクリーンで上映会を開いてもらえないものだろうか(笑)と願っています。(他力本願)
映像を見ても、本当にスタッフの方々の気持ちと工夫を込めて作られた素晴らしい作品だな、と思いますが、今日こちらで再々放送していた本編6話を見ていて、つくづく感じ入りました。
本編6話。
あの回、短い七瀬先生と直江との再会のシーン。(それから、石倉さんとの無言のやりとり)
初めて見た時、あれだけのシーンで、直江とがどういう人なのか、どういう生きざまと信念を持った人なのか、というのを強烈に印象づけられました。
今見返すと、SPと見事に響き合っていて、改めて感心しました。SPはさぞかし、企画脚本の段階から、苦労されたこととは思いますが、SPから本編を見直しても、逆から見ても、見事に響き合っていて、繋がっていて、素晴らしいな、と思いました。
奇跡のようなサイドストーリーですね。
もし、本当に映画化されるなら、更にハードルが高くなるのでは・・・という気持ちもあり、ここに書かれているいろんな意見を読むと、どれも共感できて複雑な気持ちにもなりますが、もしかすると、また奇跡は起こるのかもしれない・・・。
なんて、思ったりもします。

長くなりましたけど。
福澤さんへ。DVDのインタビューとても嬉しかったです。ステキなSPと、そして熱い言葉をありがとうございました。今の膨大な書き込みも、全部は無理でしょうけど、読んで下さっているでしょうか?映画化云々だけでない、多くの方々の気持ち、受けとめて下さればいいな、と思います。


「普遍のテーマと唯一無二の主人公 」
2003/05/22 01:30:17

もうすぐ、このBBSも終了ですね。
終了しては、復活し、惜しまれて終ってはまた、復活し、と不死鳥のようなこのBBS。
多くの方々が思い思いに書かれていくに従い、見ていてもどかしくなったり、なんだか自分勝手ですが、私の思っていたBBSと違ってしまったなって思ったこともありました。でも、やはりここは特別な場所です。とても、素敵な言葉や人生を垣間見せてくれた場所です。本当にどうもありがとうございました。

今日、白い影SPをまた見てしまいました。お正月に見た時も、とても印象的だったのですが、支笏湖で遠い日の母を思い出している直江先生の言葉。
「母は死に急ぐ息子をどう思うだろう」
私は、結婚もしていないし子供も産んだ経験もないけれども、その言葉がとても印象的で、胸が痛くなりました。
死を目の前にした時に、きっと母の顔が浮かぶだろうな、と私も思います。母より先であれば、尚更・・・。
私が親を亡くした時も、その喪失感で眠れない時がありましたが、子を亡くした親御さんの気持ちは・・・。想像することしかできません。

白い影は、ラブストーリーだし、ひとりの医者の生死を描いているし、なにより直江庸介のドラマなのですが、私は、白い影を見ていると父や母を思います。
本編の石倉さんを見ると父を思い出すのです。SPを見ると母を思います。
見る度に、深みが増すような感じがします。実は普遍的なテーマと、直江という唯一無二な存在がこのドラマを際立たせているようにも思います。

*****************

「砂の器」は、私にとって奇蹟のような作品、新しい地平線に立たせてくれた、多くのものを与えてくれた作品。
「白い影」は、私にとって心を豊かにし癒してくれた作品、スマファンに出会えるきっかけ、ライブに行く足がかりになった作品。

どちらもかけがえのない、大好きな作品。

来月、春を迎える頃、大きなスクリーンで直江先生に逢える。
そんな機会を与えてくださった方に、感謝を。
とても、楽しみだ。

追記。
今日のスマステ。
ジミー、ジェームス・ディーンの特集。
とても面白かったし、興味深い。
とてもイタイイタイイタスギル、中居バカとしまして。
ちょっと、ジミーと重ねちゃったわ、中居正広。

「エデンの東」の、あのジミーの涙は、「砂の器」のラストと重なるものがありました。

中居正広、の演技もまた、きっと普通の演技論からはみ出ていて、またそこが魅力的なのかもしれない。

・・・・気をつけて帰ってきてね、中居さん。
あーーー、もっといさせてあげたいぞ〜〜
やっぱり、ちょっと恨むなあ、フジ。
それだけじゃなくても、ここまで急いで帰るのは「いいとも」のせいでもあるものね。
でも、中居独特のスジ、なのかもしれないしね。
うーん、ほんっとにわかんないっすよ、もう。
あはは、恥ずかしいタイトル。
いや、今日の「白夜行」。
うわー、ハマりそう、のめりこんできたあっ!ってな回でした。
山田孝之くん、すばらしいわ、あなた!

今、こっちでは午前中に「セカチュー」の再放送をやっていまして、通して見てはいないのですが、ちょこちょこ目に入るようになりました。

で、山田くん&綾瀬ちゃんのカップル、見慣れてきました。
「白夜行」とも、またちがうのでしょうが、どちらもお似合いですね。

で、山田くんですよ。
すごいね・・・なんか、匂いがしそうな若い男の子の生々しさを感じましたよ、今日。
すごい描写、というわけでもないのにね。
そう、特にベッドシーンとか。
ああ・・・ネタバレ?
数年前とは違う。変わったなあ〜。

彼の色というのは、殿(中居さんよ)とは全然ちがうな、と。
そんなことを思ったのでした。

山田くんはきっと、女の子を抱くのだろう。
で、殿は抱かれるのかな。
抱いてても・・・・なんていうのだろう、抱かれるの。
これはあくまで、ドラマの中の男としての姿だけどね。
でも、和賀ちゃんは抱く抱かれ、どっちもあるような・・・。てか、使い分けそうなところも・・・。

TVぴあ、今日も買って来ていない。
そうか、そんなに・・・。
やばいなあー。明日絶対買いに行かないと!売り切れてませんように。のんのん
田中美佐子さん主演の刑事ドラマ。
ああ〜〜、大好きっす!
ドラマ好きの友と刑事ドラマで五指に入る!とよく言っています。
女性刑事主役で、刑事ドラマの名作ってなかなかないですものね!

タイトルは「眠れない夜をかぞえて」。
主題歌は「はがゆい唇」。(一時、私のカラオケの十八番でしたの〜〜)
つるべさんも、名演で。
あれはよかったです、ほんとよかったです。
田中美佐子さんは、案外ああいうダークトーンなドラマが素敵です。
コメディもいいけど。

・・・てこれだけ書いてる私って。(笑)

今、仰天見だしました。
そう、今頃。
今日はシリアスですね。

関東で地震。大丈夫ですか?みなさま
わー、今日からだったんだぁ。
「神はサイコロを振らない」。
こんな「Xファイル」みたいな設定だとは知らなかった。(でも、ストーリー展開は大きく違うと思う)
わーい、今クール、一番自分にとっては面白そう。
この枠って、面白いドラマ多いよね〜。
わくわくする〜。

と浮かれて見てますが、仰天は少しだけしか見られず。
トーク部分だけでも、録画するかなぁ。

ドラマが始まる時のわくわく感、ってのを考えていて、ほかの方の日記を読ませて
いただいて、気がついた。(おいおい)
そうだったのね、2年前の今日が「砂の器」の第1話・・・・。
数え切れないほど見返したけれど、あれは衝撃的だったな。
再放送されないのは、あの1話があるからだろうか・・・と、思っている。
(あまりに奇蹟的だったものね。あるいはCMで本編カットされて再放送されてしまう日が来るかな、
と思っている。)


追記☆

最近、疲れ気味。
この6ヶ月、気が緩み過ぎてたから、だと思う。
がんばんないとね、いろいろと。

がんばる第一は、ダイエット。
一週間で、やっと1キロ。
母が体組成計インナースキャン、という体重計みたいなのを買っていたので、使用しはじめた。
体脂肪率、昔が24%
先週が32%、今日が30・2%
あと、いろいろ項目があるのだけど、よっしゃ、がんばる。

だけど、今日お昼はカロリーメイトなのに夜ご飯21時で、カキフライたべちゃったんだよなあ〜。
しかもマヨネーズで。
やばいかもん・・・


追記☆☆

ドラマが終わった。
ああー、涙が出てきた。切ないな、このドラマ。そして、楽しみだ。
「10年前のあなたはどんなあなたでしたか?」
10年かー。グラグラきちゃう、今の私。
昨日にひきつづきドラマ話。

先週、途中で爆睡してしまって、一切記憶に残っていなかったため、大河ドラマ再放送を昼に見た。
上川さん、キラキラしてる!・・・いや、演技もしっかりしてるし、素敵なんですが、理由は、はっきりしている。
あの中では若くてピチピチでしかも、こざっぱりしているせいなのだ。
見ていて「画面が暗い、暗いぞ」と思った理由が主人公が地味だからというわけばかりではない、平均年齢が高いせいなのね・・・。好きな木村多江(千代の母)さんも、亡くなって「うわーん」と思っていて、綺麗どころの濃姫とお市。
性格づけが逆じゃないのかなー、というくらいになんとなく居丈高なお市と(表面上?)おっとりな濃姫。
ねね、浅野ゆう子さん。うーん・・・・。
前田吟&武田鉄矢さん熟年コンビはキツそうだったし、なんといっても藤吉郎の柄本明さんが息切れしていたのがキツそうで気の毒に見えてしまった。
そして、なんといっても館ひろしの織田信長!!
すごい・・・・アップになる度に仰け反っちゃうこの迫力。
話すたびに、ジタバタしたくなる浮きっぷり。
まるちゃんさんの日記を思い出しては、腹筋を使ってしまった。
お決まりの「人間五十年〜」とやり出した時には、ほんとに、ぐふぐふ笑ってしまった私でした。
なんなんだか・・・・。
個人的には、佐久間良子さんが出て来たのは嬉しかったな。
あのシーンは、なかなかよかったです。
「たんと食べて、たくさん泣きなされ」かなんか。
「夫や息子を亡くしたが今は笑っている、まこと人はたくましい」
あと、桶狭間。
いつも時代劇で見てて思うが、「見張りくらいは立てとけ!今川義元!」
江守徹さん、うってつけ。
去年、一昨年の大河が若い主従・仲間中心で来たから違和感あるけど、ま、こんなもんでしょうか。(笑)
話自体はおなじみなものですが、安心感があって楽しいので、明日(二回目)が楽しみかな。
それにしても、館さんはインパクトありすぎや〜(笑)

夜は、「喰いタン」を見ました。
ヒガシさん主演ドラマって不思議なドラマが多くない?
「ザ・シェフ」とか。(笑)
大河ドラマとか、単発の時代劇などは佳作もあるように思うのだけど、現代劇の主演作には恵まれていないように思う。チープな感じがするのも、kinkiの光一くんとかもそうで。(彼らのせいだけじゃないんです。ファンの方、ごめんなさい)
ヒガシさんだと「平成夫婦茶碗」は好き。(笑)
前置きが長くなったけど、「喰いタン」。
原作ってマンガかなあ?と思いますが、どうでしょう?(←調べなさい)
私の好きな探偵モノ。(笑)
森田剛くんとヒガシ、うん、いいコンビになりそう。
みんな、雰囲気ピッタリなのに「高慢でキツイ口調のキャリア」役の京野ことみちゃん。
ちょっと、辛そうだなー。あそこまで台詞がキツくどならなくてもいいのになー。(笑)
クールにふてぶてしくキメてくれれば、いいのに。
なーんて、思ってしまった。彼女が好きだから、ね。うん。
そして、ダイエット中には危険なドラマだ。
麺と肉まんと寿司・・・・。
食いたい・・・。
一話完結のこういう話、この時間帯ならイイ感じかも。
私は続けて見るかどうか?

期待していたドラマが「氷壁」。
うーん、ちょっと思っていたのと違ったかも。
昔、これは確か学校の講義で、映画を見たのですね。その時は裁判の様子と山の映像の記憶だけが強くて、だから、とても硬派なイメージがあった。
「ラブサスペンス」の「ラブ」が思ったより強いイメージを今回は感じた。鶴田真由さんは、この作品における役どころとしては合ってるのかな、とは思うのだけど・・・好みじゃないかな。(失礼)
あと、山本太郎さんは本人自身は好きな人なんだけども、どうしてかドラマになるとスッとはまって見られる時(「新選組!」なんてまさにそうで)と、そうでない時があって、今回はあまり好きじゃない。
だめだ、好きじゃない連発で。(苦笑)
楽しみにしてただけに、ちょっと残念かな。
主人公の玉木宏さんは、なかなか!声がよいですなー。
今日はイントロダクションと思って、来週に期待は持ち越し。

今回、見たいドラマがいっぱいありまして。
すでに見逃してしまったものもありまして。
でも、結構疲れてもいまして。

さあ、どうしよう。(笑)
ドラマの感想を、ちょこっと。
実は、お正月のドラマの古畑ファイナル第一夜と、「女王蜂」についても書きたかったけど、それらはどうかな、もう書くタイミングを失ってしまった。(苦笑)

木曜日は「けものみち」か「白夜行」を見るかで迷い、「白夜行」を選んだ。途中、何度か席を外したが最後までなんとか見た。疲れていたので、どっぷり重い気分で・・・。来週は、またこれを私、見られるのだろうか?
主人公ふたりは、これからの成長株で注目されているから見てみようかな、と思っていたし、ほかのキャスト陣の配役がなかなか渋くって期待して見た。
最初のシーンは、もう思いっきり「砂の器」を意識しているなあ、と思ったけれど、あれほどに長く引っ張らなくても・・・(苦笑)。全部見た後に、あれは1話最後の部分で流した方が効果的だったのでは?と思った。
見ていて息苦しかったが、さすがTBS、映像は綺麗だしキャスト陣の演技もけれんみがない。
子役の演技には凄味があった。福田麻由子さんは他作品とも天才的だし、泉澤祐希くんはあまりに自然でびっくり。
タイトルバックと柴咲コウの主題歌も、合っていて余韻があった。

書店で平積みを長くしていた話題本で興味はあったけれど、原作は読んでいない。恐らくこのまま、読まない方がいいかもしれない、と思っているけれど、さあ、どこまで見られるか。(見てて、本当に気が重い・・・。)

主人公ふたりの絆。
見ていて、「永遠の仔」を思い出し、また、去年の12月に見た日テレのドラマコンプレックスの2時間もの「ブラックウィドー未亡人」を思い出していた。
 


水戸市内のクラブで竜野雄二(米山善吉)という男が毒物によって殺害された。最期の声を聞いた店の関係者の話から、竜野が店に入る少し前、女から風邪薬のカプセルをもらって飲んでいたことが判明。目撃証言から、その女が竜野の愛人・森崎美緒(杉本彩)であることが分かった。
  元銀座のホステスの美緒は、4年前、40歳も年上で県内屈指の資産家と結婚。その1年後、旅行先で夫が崖から転落して死亡したことから、3億円の保険金を受け取った。当時、一緒に旅行をしていた美緒に疑惑の目が向けられたが、証拠が見つからず、結局、この転落死は事故として片付けられた。美緒は、それ以来、陰で“黒い未亡人”と呼ばれるようになっていた。
  竜野の事件を担当した検事の茂木田鶴子(片平なぎさ)は、被害者の証言、目撃証言、美緒が竜野と3億円の生命保険を掛け合っていたことなどから、“クロ”と断定。美緒が犯行を否認し、毒物の入手先が不明であったが、起訴に踏み切った。マスコミ報道によると、17歳の時に母親が焼死した美緒には、その時に保険金を受け取った、という過去もあったのだ。
  美緒側は、連戦連勝で負け知らずの有名弁護士・柳瀬達郎(大杉漣)を立てて、徹底抗戦の構え。田鶴子は、OL時代に、柳瀬に捨てられたのがきっかけで法曹界を目指した過去があるだけに、何としても負けたくないと思った。
  美緒が余裕の表情を見せる第一回公判が終わって程なく、美緒の故郷・西伊豆を訪ねた田鶴子は、思わぬ事実を掴んだ。美緒の母・雅代(松尾晶代)は、山岡(広沢清孝)という愛人と酔っ払った揚句にストーブを倒して焼死。その山岡の妻は、一人息子の貴志を連れて再婚したのだが、その貴志が、水戸が地元の代議士・和光喜八郎(唐沢民賢)の秘書・南条貴志(保阪尚希)だったのだ。南条は、引退した和光の地盤を受け継いで出馬し、現在、選挙活動の真っ最中であった。
  田鶴子は、柳瀬に美緒の弁護を依頼したのが南条で、美緒と南条が恋愛関係にあると推理。故郷にいる際、2人が共謀して自分たちの親を殺し、それが隠された太い絆になっているのではないか、と考えた。故郷を出て以来、2人が接触した形跡は全くなく、美緒は南条を知らないと供述している。だが、田鶴子は、美緒が森崎の転落死で手に入れた3億円の保険金が、選挙資金として南条に流れたのではないかとにらんだ



女は、ただひとりの男を愛していた。
たがいの父と母を殺した共犯である男が自分を愛していると信じていた。
夫から得た保険金は男の選挙資金となり、新たに殺人犯に仕立てあげられてもなお、その愛ゆえに男が女のために敏腕の有名弁護士を依頼したのだと信じていた。
だが、男は裏切っていた。代議士の娘と婚約し、口封じのために女の命を狙っているのだ。
しかし、女は知りながらも沈黙を守ったまま、選挙当日、男が当選したのを見届けて自殺する。

女と男の愛読書は、時刻表。

息詰まるような生活を送っていた頃、時刻表を眺め、空想で旅するふたり。町を出ることを夢見ながら、共に親を殺したゆえにもうひとりの自分として、秘密の絆を愛の証としながら、決して会うことが叶わないふたり。
それは裏切られたとしても、たったひとつの真実だった。

検事役の片平なぎささんと、美緒役の杉本彩さんの演技が素晴らしかった一作。
これを、白夜行を見ながら思い出した。

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