とりあえずは、おめでとうございます─東京五輪

東京五輪、招致決定しましたね。

気になって、昨晩はずっとNHKで見てしまいました。
民放でやってたんですね～、知らなかった。
繰り返し映像が多いけど、結果的にはシンプルなNHKがよかったです。
朝になって、他を見てたらやっぱり、なんかね～（苦笑）
男女キャスターがドキドキしてるところとか、自分たちと同じ感じで好感が持てたし。
出てた元とか現オリンピック選手たちも合わせてみんなで、ドキドキドキドキして気持ちを言い合ってるだけ、という感じでしたけど。（笑）

自分が東京都民だったらどう思うかな、とか。
福島、ずーっと不安だったのに、やっぱり汚染水のこととか出てきて、自分も罪悪感を持ってしまって、こんな時に五輪招致だなんて・・・、と辞退してもいいのに、とさえ思ってたんですが。

我ながら、節操なしです。
プレゼン、よかったんですよねえ。
ちょっと、私も見てて高揚感を持ってしまいました。


それから、今回って、ある意味すごいチャンスだったことは確かなんですね。
オリンピック招致、ということだけ考えたら。
他の年は、もっと数多くの都市（6都市以上とか）で競うこともあれば、今回のライバル都市が複数回落ちている、とか・・・→それだけの理由があるのではないか、という。

オリンピック効果について。
日本はスポーツ精神という共感しやすい目標ができると挙国一致しがちだったり、外からの目、というのを非常に気にする国民性があるので、改めて社会全体のモラル向上、スポーツ界の発展、青少年への教育的価値、というのが本当の効果となり得ると思う。
それから、国際親善。
逆に経済効果とか雇用創出、には、あまり欲を出さないほうがいいと思う。


それから、逆転の発想。
世界に対して言い切ったんだから、ほんとに本気で福島の原発に取り組むことにスピードを上げて欲しい。

竹田JOC会長が東京の安全ばかりを述べた、ということが被災者の方への配慮が・・・という報道も目に付いたけれど、これは竹田会長の立場としては致し方ないこと。
会見で答えに窮して日本語に切り換えたのではなく、間違ったニュアンスが伝わらないように、ということと国内に向けてのメッセージでもあるからだった、と思う。
専門家の派遣や責任ある答えを与えていないのだから、しょうがなかった。
安倍総理が来てからご説明します、というのが最善だったには違いない。

そして、安倍総理。
シンプルに言い切ったのはいいけれど、同じ口調と勢いで、ぜひ国民に向けて福島原発の対策についてプレゼンしていただきたい。
ものすごく濃い公務を終えて帰国したからには、１時間でもかけて話してほしいもんです。