「成功は約束されないけれど、成長は約束される」
2010年3月31日 つれづれ。 コメント (5)フィギュアスケートの世界選手権が終わって、散々泣いている。(笑)
私はすっかり、浅田真央にはまり熱がなかなか治まらなくなった。
中継はネットでフリーの演技は見ていたけれど、その時はどうしてもひとつひとつにミスがないか、無事に滑り終えるか、とか、トリノの観衆はどうだろう?ということを考えてしまっていたけれども。
録画したものを見て、何度も泣けてくる。
初めてこのフリーのプログラムを見た時は、なんと真央ちゃんには重過ぎる、小難しい感じなんだろう、と思ったものだし、どうにもまだ真央ちゃん自身のものになっていなかった。
それがどうだろう。
これまでの、諸々や今の情感そのものに、見る者を酸欠にしそうな集中力と緊迫感でもって、それでいて「これが浅田真央」そのもののプログラムになったじゃないか、と。
そして、何度も見ていくと、それ以上の次元でもあるのかな、とも思うようになった。
これは、もはや男子でもなく女子でもない、プログラムだ。
今までの彼女のフリー演技でもなく。
タラソワコーチが、言っていた「真央は誰よりも強い」とは、このことか、と。
ジャンプ云々はともかくとして、このスタイルというか次元を評価する術がもはや、今の採点方法にはない。
それもどうか、と思うけど。
そもそもが、ヨーロッパの「氷上のダンス」であり、滑らかなスケーティング、美しいステップ、「男性らしい」「女性らしい」身体表現、を追求するフィギュアスケート。
真央ちゃんだとて、それらはとてもレベルの高い域に達しているけれど、よりモダンで芸術的だ。
表現力がない、芸術性がない、・・・とんでもない。んなわけあるか。
「わかりやすい」表現力、芸術性、でなかったかもしれない。
女性選手としては重すぎたかもしれない。
彼女の美しさを引き出す衣裳や飾りは、もっと相応しいものはあるかもしれない。
だけど、それはこれからの課題ではあっても、今回達した次元の高さを讃え賞賛した後であっても、まったく遅くない。
オリンピックの後の、彼女の悔し涙の後の、この演技を評価できないで、なんなのだ。
この間、高橋選手の今回の快挙は「ピンチはチャンス」だった、と書いたけれど、真央ちゃんの場合は「成功は約束されないけれど、成長は約束される」、かな。
中居さん名言録がまた、はまった。(笑)
それにしても、フジテレビで録画したものを見ていて・・・・。
アナウンサーや解説者ふたりの苦心ぶりが伝わってきた。
真央ちゃんの演技の後の、八木沼さんと荒川さんの、感嘆は伝わってきたけれども、どうもなんというか。
なんで、こんなに皆がなんとも言葉を選び、解説に苦労しなければいけないのか。
これこそが、今の採点方法の複雑さ歪さが出ているのだろう、と思ってしまうところ。
しかも、その採点方法のジャッジ評価にたびたび不可解な点があるのだろう、こと。
誰もが、自信をもって評価して解説できない。
気の毒だ。
以前から、必ずではないにしても時々は見ていた解説と比べて、のこと。
(そして、会場の音を操作しているのも本当です・・・。中継とまったく印象がちがう。)
ところで、鈴木明子さんの演技を見れた。
オリンピックほどの爆発力はなかったかもしれないが・・・・
素晴らしい出来だった。
本当に本当に、よかった。
安藤美姫選手。
本人も話していたけれど、自分をコントロールして確かな、丁寧な演技。
着実に何年もかけて、成長した結果だと思う。
安定性も大切だけど、さらにその上、ジャンプもまた飛べるように、というのが目標なのかな。
今度はロシアに行くとか。
モロゾフコーチとのパートナー関係(本当に対等に見えた)は、彼女にとって成長とプラスに働いているんだな、と思えるし。
安藤選手の雰囲気を見て、むしろ(彼女自身に限るけど 苦笑)好感は持つようになった。
真央ちゃんはバレエを習うことと、ジャンプの強化コーチを探している、とのこと。
真央ちゃんは「安定性」も目標にしていたけれど、過程で少し滞る時期があってもいい、「成長」できる時間を持てるといいな、と願う。
その前に、海外旅行に出かけるとか。
楽しんできてください。
私はすっかり、浅田真央にはまり熱がなかなか治まらなくなった。
中継はネットでフリーの演技は見ていたけれど、その時はどうしてもひとつひとつにミスがないか、無事に滑り終えるか、とか、トリノの観衆はどうだろう?ということを考えてしまっていたけれども。
録画したものを見て、何度も泣けてくる。
初めてこのフリーのプログラムを見た時は、なんと真央ちゃんには重過ぎる、小難しい感じなんだろう、と思ったものだし、どうにもまだ真央ちゃん自身のものになっていなかった。
それがどうだろう。
これまでの、諸々や今の情感そのものに、見る者を酸欠にしそうな集中力と緊迫感でもって、それでいて「これが浅田真央」そのもののプログラムになったじゃないか、と。
そして、何度も見ていくと、それ以上の次元でもあるのかな、とも思うようになった。
これは、もはや男子でもなく女子でもない、プログラムだ。
今までの彼女のフリー演技でもなく。
タラソワコーチが、言っていた「真央は誰よりも強い」とは、このことか、と。
ジャンプ云々はともかくとして、このスタイルというか次元を評価する術がもはや、今の採点方法にはない。
それもどうか、と思うけど。
そもそもが、ヨーロッパの「氷上のダンス」であり、滑らかなスケーティング、美しいステップ、「男性らしい」「女性らしい」身体表現、を追求するフィギュアスケート。
真央ちゃんだとて、それらはとてもレベルの高い域に達しているけれど、よりモダンで芸術的だ。
表現力がない、芸術性がない、・・・とんでもない。んなわけあるか。
「わかりやすい」表現力、芸術性、でなかったかもしれない。
女性選手としては重すぎたかもしれない。
彼女の美しさを引き出す衣裳や飾りは、もっと相応しいものはあるかもしれない。
だけど、それはこれからの課題ではあっても、今回達した次元の高さを讃え賞賛した後であっても、まったく遅くない。
オリンピックの後の、彼女の悔し涙の後の、この演技を評価できないで、なんなのだ。
この間、高橋選手の今回の快挙は「ピンチはチャンス」だった、と書いたけれど、真央ちゃんの場合は「成功は約束されないけれど、成長は約束される」、かな。
中居さん名言録がまた、はまった。(笑)
それにしても、フジテレビで録画したものを見ていて・・・・。
アナウンサーや解説者ふたりの苦心ぶりが伝わってきた。
真央ちゃんの演技の後の、八木沼さんと荒川さんの、感嘆は伝わってきたけれども、どうもなんというか。
なんで、こんなに皆がなんとも言葉を選び、解説に苦労しなければいけないのか。
これこそが、今の採点方法の複雑さ歪さが出ているのだろう、と思ってしまうところ。
しかも、その採点方法のジャッジ評価にたびたび不可解な点があるのだろう、こと。
誰もが、自信をもって評価して解説できない。
気の毒だ。
以前から、必ずではないにしても時々は見ていた解説と比べて、のこと。
(そして、会場の音を操作しているのも本当です・・・。中継とまったく印象がちがう。)
ところで、鈴木明子さんの演技を見れた。
オリンピックほどの爆発力はなかったかもしれないが・・・・
素晴らしい出来だった。
本当に本当に、よかった。
安藤美姫選手。
本人も話していたけれど、自分をコントロールして確かな、丁寧な演技。
着実に何年もかけて、成長した結果だと思う。
安定性も大切だけど、さらにその上、ジャンプもまた飛べるように、というのが目標なのかな。
今度はロシアに行くとか。
モロゾフコーチとのパートナー関係(本当に対等に見えた)は、彼女にとって成長とプラスに働いているんだな、と思えるし。
安藤選手の雰囲気を見て、むしろ(彼女自身に限るけど 苦笑)好感は持つようになった。
真央ちゃんはバレエを習うことと、ジャンプの強化コーチを探している、とのこと。
真央ちゃんは「安定性」も目標にしていたけれど、過程で少し滞る時期があってもいい、「成長」できる時間を持てるといいな、と願う。
その前に、海外旅行に出かけるとか。
楽しんできてください。
コメント
先日の出雲・亀嵩旅行記の沢山のお写真に先ず心からの御礼を。
まりやさんの「貴重な額」にも感動いたしました(涙)
私もフィギュアが大好きで、ずっと見てきましたが
今回の採点ばかりはさすがに承服出来ません。
商業五輪とは言え、あからさま過ぎましたし
トリノの真央ちゃんのFP2位には欧米のメディアも異議を唱えてますね。
(八木沼さんも3Aが回転不足とは思ってなかった様子ですし)
真央ちゃんも会見でDG評価に一言ふれたくらいですものね。
私もnetで見ていたので翌日TV画面でしっかりと見た時に
真央ちゃんの気迫とタラソネコーチの「真央は・・」が被り
自分の事の様に悔しさが込み上げて泣けてしまいました。
神様は越えられる人にだけ試練を与えられる・・
偶然見つけた「sawakichiのブログ」でやや溜飲が下がりました。
3/28~あたりからご覧下さい。
痛快ですが今後素直に楽しめるか少し心配です(笑)
/30のヨナvsレピスト選手のURLがもし切れていましたら
「ロケットニュース24」の3/29ならば大丈夫だと思いますし
「ヨナ・レピスト」でいくらでも検索可能のはずです。
「鐘」はソチで、まだ「可憐な真央ちゃん」で良かったと思いますが
アスリート魂と天賦の才能が護りを許さなかったのでしょうね。
ジャンプの天才みどりさんの頃は、ひたすら高いジャンプの連続で
バレー要素の優雅さが足りなくても勝てた時代でしたが、
今は色々な計算もしながら滑らなくてはならないので選手も大変ですね。
初めてですのに長々と失礼いたしました。
こんばんは、コメントありがとうございます。
オリンピックの熱が冷めないまま旅にでかけ、殿チェックや旅記事あげないうちに世界選手権がはじまり、そんなこんなな内容に勿体ないお言葉、ありがとうございます。いつも、私は締めがよくないので、どうにかしよう、と思っています。すみません。(笑)
ほんとにもう、今回のフィギュアスケートで、こんなに熱くなるとは。(苦笑)
るぅさまのように、いつも応援しつづけてらしたフィギュアファンではなく、私は、シーズンになると放送される(主にNHK杯・・・全日本選手権ですらまともに見てなかったなあ・・・)のをツラツラ見てたミーハーな視聴者でした。あと、槇村さとるさんらの漫画などに触発されて多少ルールや採点について見知っていた程度でしょうか。
そんな私でも、今までにもオリンピックや他大会では、選手や国の火花やきな臭い感じ、政治的な匂い・・・みたいなものは、感じ取ってきたものですが、それなりには理由をつけて見てられていた(あるいは他人事?)ように思います。
しかし、今回はどうにもテレビで視聴しているだけでは納まらなくなってネットでいろいろ見て回りました。
(現在において)不世出といってもいい選手、自国選手のこと、また、入れ込んでしまう演技をする浅田真央というひとに惹かれてしまいました。
おかげで、数週間、生活が狂いました。(笑)
以前、私は真央ちゃんにはどこかヌーボーとした感じを受けていて、このままじゃおもしろくないなあ、なんて勝手に思っていたものでしたけど、見事におもしろくなり、ワクワクしています。(ほんと、不謹慎な言い方ですが)
これは今だからこそ、そう言えるのですけれども・・・。
世界選手権が終わるまでは、ふと彼女のことを考えてはじわ~っと涙が出そうになっていましたから。(笑)
人間的魅力や深み・・・なんといっても、あの強さを引き出して下さったタラソワコーチにはとても感謝だなあ、と思っています。タラソワコーチも、今回のことは我が事として責任や誇りを感じてらっしゃる様子。「ロシア語自習室」というブログの2010年3月1日の記事を読んで、そう思いました。
(2000字でおさまらないので、以下につづきます 苦笑)
「sawakichiのブログ」、教えてくださってありがとうございます。
いわゆる「マヲタ」と言われるちょっと行き過ぎ真央ちゃんファンのことも言及しつつ、の毒吐き。かつての中居ファンのようで、笑って楽しませていただきました。こちらで触れられている青嶋氏のコラムと、上記のタラソワコーチの言葉を読むと、さらに皮肉すぎて笑ってしまいます。
3/30記事の件について・・・話題が出だしてから、ネットでの動きに思う事はあり、「重箱の隅をつつく」ことになってないか?と思っていましたが、これは「国の文化的背景の違い」とかそういう問題でもなかったのかなあ、とも思うようになりました。(笑)
かの動画を見ていると(会見の最初から最後まで見ることもできますよね)、むしろレピスト選手のカッコよさというか自己表現の素晴らしさを見習いたい、と思いました。
実は彼女も、携帯を触っているのかな、なにをしているんだろう、と思う場面があるのですが(銀メダリストが話している時にすっと目線を落としている。)手元は自分のネームプレートに隠れています。彼女の氷上のイメージどおりにいつもまっすぐに座り、身体の向きを変える時は身体ごと動かしている。咳が出る時は口元を手で押さえ、斜め後ろに首をゆっくりと向けて、戻す時はゆっくり正面に頭を起こしている。自分が話す時は、銅メダルを受けた光栄さと感激をチャーミングにあったかく話している。
氷上の演技やスタイルって、案外、選手そのものを映し出す鏡なのかもしれません。彼女のシュタッとまっすぐ立っている背中とか俊敏な動き、そのもののイメージそのもので、好感が持てました。
彼女じゃなくって美姫ちゃんが銅でも・・・なんて、ちょっと思っていたのですが、「この選手も素敵だもんな~」と思わせてくれました。振る舞い、って大切なんだなあ、と思いました。
採点方法やジャッジについて・・・これまでもよかれと思って、いろいろ変えていった結果だという面もあるのもわからないでもないのですけども、ここまで見てる人や選手と乖離しているのは行き過ぎ、でしょうね。あれだけ採点する要素が大変になってきたならば、判断するひとたちの技量だとか透明性もまた、それに見合わなければならないのではないのでしょうね。
やっといろいろ見知ったばかりの「知ったか」で書いておりましたが・・・
るぅさまのコメントをいただき、励みになりました。ありがとうございます。
こちらこそ、大変長文のレスで失礼いたしました。
(読んでくださると嬉しいです・・・苦笑)
またよろしくお願いいたします。
(追記)
みどりさんもまた、「銀メダルでごめんなさい」と言ったという過去を今まで忘れていました。(涙)
教えて頂いた「ロシア語自習室」で初めて知ったことが多く、
タラソワママ繋がりであちこちを開いてかなり嵌っておりました(笑)
早速のお返事頂きましたのに今頃ですみません(汗)
エルビス・ストイコ(Mr.クワドですね)はカナダの選手なのに
今回のOPに関してはっきりと「正しい意見」を述べて気持ちいいですね。
男子の結果には
「どうしたらクワドに挑みもせずOPチャンピオンになれるのか?」
技術面では’88にボイタノ(ヨナ選手のコーチの嘗てのライバルですね)が
同じような事をしてますから
「これによってこのスポーツは退化した」
「他のスポーツで、勝つ為に力を抑えてやらなければいけないものがあるか?」
「どうやったらこのスポーツを正しい道に戻すことが出来るんだろう」
女子の結果には
真央の3Aはヨナの3ルッツよりずっと難しい、3A+2はもっと価値がある。
3+3(Jr.でも飛んでいる)よりも勝つものなんだ。本当にバカバカしい。
自分なら真央にもっと評価する。本当に素晴らしかった。
中継を見ていた全てのアスリートがそう思ってるはず。
真央には静かな無垢さがあり、天真爛漫で気品があるスケーティング。
日本でもとても人気があったキャンデロロもOPの女子の点差には
「誰も理解出来ない異常な高得点」「Bud Surprise!」
「システムの問題」(大人の言葉ですね・笑)
着氷とその後の流れだけをクローズアップすれば確かにヨナは綺麗なので
どんなジャンプを飛んだかは関係なく
「着氷の美しさ」のみを評価すれば仕方の無いこと・・。
今回はそこに着地点を見つけた方が多いようですね、プロでも(苦笑)
ヨナの「スピード」をあげる意見には
「漕いで~~休んで~~漕いで~~休んで」これで速いの? (なるほど)
(休む=ポーズ・アピール 笑)
「次からスピードガンでも使えば?」 (爆笑)
さらさ様も既にご存知のことばかりとは思いますが、
今回はtwitterもあったりで皆さん熱いですね(熱すぎも多いですが・笑)
netのおかげで「納得行かないこと」が一瞬にして世界中を駆け巡る・・
メダリストまで参加してなんて、昔は考えられなかったことですね。
私が今回1番信じてた言葉は
「真央は絶対に出来る。何万回も飛んでるのを私は見てますから」@舞さん。
ソチのライバルは「年下」からどんどん出て来ることでしょう
あの無垢な天才に、次こそ正しい評価が与えられますようにと祈るばかりです。
あ、高橋大輔くんの肩から指先までの柔らかな動き・表現が
踊ってる時の中居くんと同じだわ~と思ったことを付け加えておきます(笑)
再度のお運び、ありがとうございます♪
ご存知かもしれませんが、このブログを。
//candeloro.blog26.fc2.com/
彼、ジャンプとか技術で評価された選手ではないけれど、ほかの選手をとても尊重していて、そしてスケートに愛を持っていますよね・・・。