庶民派名優逝く・・・
2010年2月19日 つれづれ。 コメント (4)藤田まことさんは「俳優」なんだけれど、「役者」という味だけでない、そんな存在だった。
演技、というよりは存在、でドラマが動く感じ。
「必殺仕事人」も「はぐれ刑事純情派」も「剣客商売」も好きだった。
どことなく軽みがあって、庶民派なんだけど、単なる小物に見えない。
どこかに品があって、俗に終わらない。
演技、でないそれこそが、存在。
ずいぶんと借財があって大変だ、との評判があったけれども、黙々と働きつづけて返済。
あったかくて、誰も彼も隔てない人だったという。
このひともまた、昨年亡くなった私の伯父との同じ世代。
京都の堀川高校を中退し、三条木屋町で靴磨きもなさったという。
あの世代の方、なのだ。
京都新聞で、時代劇プロデューサーの能村さんという方が書かれている。
舞台でのこと。
「共演者やスタッフへの心配りのうれしい方だった。幕が下りればサッサと楽屋を引き揚げる。主役がいつまでも残っていると他の者が帰りにくいことを知る、下積み時代を忘れない人なのだ、朝の楽屋あいさつも廃止。「どうしても来る方は1万円持って来て下さい」。こんな時でも笑いにしてしまった。」
大変なんというか、書くのもファンの贔屓の引き倒しなのかもしれないけれども、藤田まことさんのこうした姿勢は、中居さんにも通じているのかなあ、と思う。
こんな方であってほしい。
藤田まことさん、ご冥福をお祈りします。
長い間楽しませてくださって、ありがとうございました。
演技、というよりは存在、でドラマが動く感じ。
「必殺仕事人」も「はぐれ刑事純情派」も「剣客商売」も好きだった。
どことなく軽みがあって、庶民派なんだけど、単なる小物に見えない。
どこかに品があって、俗に終わらない。
演技、でないそれこそが、存在。
ずいぶんと借財があって大変だ、との評判があったけれども、黙々と働きつづけて返済。
あったかくて、誰も彼も隔てない人だったという。
このひともまた、昨年亡くなった私の伯父との同じ世代。
京都の堀川高校を中退し、三条木屋町で靴磨きもなさったという。
あの世代の方、なのだ。
京都新聞で、時代劇プロデューサーの能村さんという方が書かれている。
舞台でのこと。
「共演者やスタッフへの心配りのうれしい方だった。幕が下りればサッサと楽屋を引き揚げる。主役がいつまでも残っていると他の者が帰りにくいことを知る、下積み時代を忘れない人なのだ、朝の楽屋あいさつも廃止。「どうしても来る方は1万円持って来て下さい」。こんな時でも笑いにしてしまった。」
大変なんというか、書くのもファンの贔屓の引き倒しなのかもしれないけれども、藤田まことさんのこうした姿勢は、中居さんにも通じているのかなあ、と思う。
こんな方であってほしい。
藤田まことさん、ご冥福をお祈りします。
長い間楽しませてくださって、ありがとうございました。
コメント
「サッサと楽屋を引き揚げる藤田さん。」のエピソードを読ませていただいて・・・なるほど中居くんを思い出しました。
ホントにさっさと帰りたいだけなのかもしれないけど(笑)
まわりが自分に気を使うくらいなら、自分がまわりに100倍気を使ったほうが楽なひとなんだろうなって気がしますよね。
>藤田まことさんのこうした姿勢は、中居さんにも通じているのかなあ、と思う。
そうですね。
素敵なお話ありがとうございました。
戦犯を演じた俳優として、いつか中居さんと対談でもしてほしいと思っていました。
それはもうかなえられなくなってしまったのは本当に残念です。
ある種の「洒脱さ」「粋」というものを感じられるひとが、私は好きなんですね。(笑)そういう意味では、中居さんはほんとに、そう思うんですが・・・
一般的に、まだまだそういう点では認知されてないところがちょっと残念な時もあります。
藤田さんの映画、まだ見てないのですけども・・・戦犯のなかには、本当に一方的で理不尽なものが少なくなかったといいますし、藤田さんの場合は、お兄様を亡くされたご経験ということもありますし。
中居さんとお話になってくださったら・・・、と、なるほど、そうですね。