ものおもへば・・・
ものおもへば・・・
ものおもへば・・・

和泉式部

ものおもへば 沢の蛍も わが身より 
あくがれいづる 魂かとぞみる



貴船神社が、水をつかさどる神を祭るのは、山の水の源の清流があるからだろうか。
日照りの時は黒馬を、長雨の時は白馬を献じて、古代より朝廷の祈願を受けて・・・生きた馬のかわりに供えたのが絵馬。
これが絵馬のはじまりで、この貴船神社が発祥、といわれている。

また、中宮「結社」の祭神は「磐長姫命」。
この神は、妹である木花咲耶姫命とちがい、不器量で瓊々杵命(ににぎのみこと)に拒まれた、と言われているけれども、恨むことなく自分を恥じて「ひとびとに良縁を」とご鎮座した、とのこと。
この女神はこころばえが、尊い、芯が強い。
「岩」という名前をつけられた、古今東西の女性のなんと切なく、いとしいことか。
というのは、ともかくとして。
長く、恋を祈る神としても、縁結びの神としても、信仰を集めている。

そして、和泉式部は夫の仲に悩んで、上の歌を詠んだ・・・・
という歌碑があったわけで。



おく山にたぎりて落つる滝つ瀬の 玉ちるばかりものな思ひそ



という返歌が社殿のなかの神の声として、あったとか。

(あれこれ悩んで物思いにふけってここまで来ると、貴船川に蛍が一面にいます。
はかない光は、私の身から魂が抜け出て飛んでいるようです)

・・・なにをしていても、なにを見ていても、上の空になるくらいに物思いにふけり、蛍のさまがまるで自分の魂のように思える・・・。
わかるなあ

(奥山の滝から落ちるしぶきのように、魂が抜け出て飛び散るかと思うほどに(死んでしまうかと思うほどに、身体に障るくらいに)あまり思いに囚われなさんな)

みたいなね。
まさに、ご宣託をうけたようで、ハレバレとする様が目に浮かびます。(笑)
そうなるとサッパリして、夫ともうまくいく。
まあ、多少は「自分の気から・・・」というところはあるでしょう。

やっぱりね、ネガティブオーラの時は、(特に対人関係では)うまくいかないもんです、ハイ。

それから、この写真の天の磐舟の石。
「さらばー地球よー♪」なんて、イントロ付きで歌いそうになりましたが。(笑)
貴船山中にあった、自然石。
平成8年3月京都市在住の作庭家・久保篤三氏より奉納された。

昔々の時代は、船が一番最速の交通手段であり、遠方へ行ける手段であったわけで。
神様の乗り物でもあったわけです。


で、こちらで水占をしてみました。
・・・・なんだったっけ。
なんだか、はっきりしないような結果だったと思う。たぶん。
石のお守りを買ったりしながら。
昼間でもどこか薄暗い貴船のお山を詣でました。

コメント

紅(べに)
2009年8月27日22:55

さらさ様
貴船神社写真アップ、ありがとうございます♪
木漏れ日の鳥居、(語彙乏しくて恥ずかしいですが)
綺麗です。
こういう場所で直に空気を感じて癒されてみたいなぁと
思いました。(^^)

さらさ
2009年8月29日22:31

紅さま
コメント、ありがとうございます。
木漏れ日・・・あの日の光、そうでした。
薄暗い感じに見えるくらいの場所ですが、カメラ越しだと日の光が形になる・・・もんですね。
たまには、日の光や風を感じないといけないな~と思いました。
忙しいと、どうしてもそれを感じ取れない。

紅さん、ひめちゃんとのやりとり、いつも癒されてます♪

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