今日も、姉がやってきた。
昨日から母が居ないから、話がしやすい、とのこと。
女きょうだいのよしみだ、仕方ない。
試験対策の勉強が進んでなかったのは私の責任、半日つぶれようと仕方ない。(苦笑)

昨日の姉があまりにわけわからなかったので、
「あの1時間半、自分でも何話してたかよくわかってる?」と私は聞いてしまった。
その時は何も答えずに帰った姉だったのだけど、今日話を聞いてみると夫婦喧嘩をしてわけのわからない方向へあちこち思考が飛んでたせいだったらしい。
夫婦喧嘩のいきさつを聞いて、多少合点がいったわけだけど、姉の思考の方向をおしはかれる、という程度であってわけがわからないこと言ってるな、というのは変わらない・・・。
本人は至って正論を言ってるつもりなのがなんともいえないんだけど。
多分、そこが当事者である義兄にとっては嫌だったんだろうな。
夫婦喧嘩の発端は、今回のところは姉の分も多分にあって、そこも癪に障ったのかもしれない。
うまく姉に負けてくれたらいいのにな~、と思うのが身贔屓な妹の勝手な言い分なんだけど、まあ、男の沽券にも関わる問題なのかもしれない。
大変だよな、男の人も。
姉は「私たちが同い年だから、こういう時だめなんだよ!」とか言ってたけど、そこもちょっとわかる。(苦笑)
負けられない、のかね。
姉の言うところの「精神年齢が常に上になる」っていう理屈はよくわかんないけども。
あとは、あれだな。
長女妻と弟夫(兄弟構成ね)ってのもあるかもしれない。
どっちが理屈にあってるかどうか、っていうんじゃない。
姉の長女気質には私もちょっと辟易するものな・・・。
「自分が言う事は正しい」と思い込んでいるような。(これは偏見かもしれない。すみません、世の長女のみなさま)


かわいそうなのが、姉から離れられない甥っ子だ。
どうも、夫婦喧嘩はこの子の前で派手にやったらしい。
けれども、そのことを言わないのだよね。
あれだけこまっしゃくれて口が立って、だれかれ構わずに適当なことをべらべら喋ってる甥っ子なのに、言わないの。
お父さんのこと。

今日、はじめて姉が私にグチをこぼしてたんだけど、それを聞いてた甥っ子がぽつり、ぽつり、と。
「お父さん、怖い」
「帰ったらお父さん怒る?」
とか。
私や母の前では今まで言わなかったんだけど、姉が私に話したのを聞いて、今日は言っていた。
すごい、心配してるんだよね。
姉の言うことがきついので。

あー、胸が痛くなったなあ。
子供でもこれくらい気を使って、なんともいえない顔してるってのに。

姉はだんなさんがこの子の前で姉を叱ったり責めたりするのが許せない、と言う。
確かにこの子をこんな顔させて!とは私も思ったんだけど。
今までの姉の言動を見ていると、どうもどっちもどっちのような気もするんだよなあ・・・。
夫婦揃って、この子の前でいろいろ言ってるんじゃないの?
とまあ、叔母の気楽さというか無責任さでは思う。
どこからどこまで子供の前で言う、って決めるのは難しいだろうけど、ね。
なーんか、どうなんだろうなあ、と思うわけだ。

で、愚図愚図愚図しながら、帰りたくなさ~うに夕方に、義兄がひとり残るマンションに親子して帰って行った。
別に、「実家に帰らせていただきます!」でもなんでもいいと思うんだけど、姉は母には言いたがっていないので(笑)、そこらへん、私と甥っ子が気を使うんだなあ、と思いながら見送った。


しばらくしてメールが届いた。
それなりに義兄も折れ、甥っ子は一気に元気になり、父息子で遊んでいるとのこと。
姉もうちで発散して、大分落ち着いたとのこと。
それでもって、私は何を言ったかは覚えていないのだけど(よくある話)、とりあえず私の言葉にも納得したので、それなりに前向きにがんばろうと思う、とのこと。

・・・私は何を言ったんだろうか?(苦笑)

ま、いいや。

甥っ子が居るからこそ、あれこれあるんだー、とか散々本人(甥っ子)の前で言っておいて、姉も勝手だなあ、と思う。
なんだかんだ言って、今のところは「子はかすがい」なんだろうか。
大変だな、今の子供って。
などと、思った私なのだった。
いや、今の子供が、っていうより姉の子供って、ってことか。


しかし、「私は貝になりたい」の夫婦、親子の姿はなんと純粋なことか。


見に行けたらいいなあ。
もう、こちらの最寄の映画館では日に一回になってしまったようだ。




コメント

ままなっつ
2009年1月18日23:52

さらささん。なっつです。

さらささんの書かれてること、
包み隠さず事の詳細を日記に書けないためか、
半分くらいしか分からなかったけど、
私も長女なので、妹にそんな想いさせてるかも、
と自分を反省しながら読みました。

長女って、「私が正しい」というのもあるけど、
お手本というか見本が無くて生きてるんですよね、家の中で。
妹は私を見て「あんなバカなことはしない」と思ったらしいですが、
私は自分ひとりで意見を考えなくてはいけなくて、親とも随分衝突しました。
親子ゲンカの時は、自分は1対1で戦ってたつもりでしたが、
今思えば子どもの未熟な考えで、意地だけが強かったです。

なんか色々と考えさせられました。

はす
2009年1月19日0:40

こんばんは.はすです.

妹ではなく,弟がいます.上の者は,肩肘張ってしまうのですよ.
忘れもしない,保育園の入園初日.年が違うのだから,当然クラスも違っていて,弟は「お姉ちゃんと一緒じゃなきゃイヤだ」と,大泣きしました.こういう時は,最初に泣いたもんがちで,中途入園で誰一人知っている子がいない中に放り込まれる不安は私も一緒だったのに,自分はしっかりしなくては,と思ってしまうのです.一緒になってワアワア泣く訳にはいかんのですよ.悲しいです.

それと,子どもの前で夫婦喧嘩は,どうも.ひと様のおうちのことにあれこれ言うのは僭越なことですが,子どもの立場から.
うちは,そんな家庭だったので.私は家族そろって食卓を囲むと,緊張しました.何とか楽しい話をしようと気を使ったら,それがもとでけんかが始まったりして.
小学校の高学年の頃です.
子どもは,父親が言う母親の悪口も,母親が言う父親の悪口も聞きたくないのです.親は知るべきです.親が罵り合って傷つくのは,子どもだということを.
私も弟も,今でも怒鳴り声が怖いのです.首筋の筋肉が,引きつったようになります.

なんか,こんなコメントですいません.
せめて「なんだ! お前の三段腹は.詐欺じゃねえか!」「段があるだけましよ! 自分のヘソもろくに拝めないメタボ腹に言われたかないわよ!」
くらいの次元の低い,目くそ鼻くそのけんかにとどめてほしいです.

さらさ
2009年1月20日9:10

ままなっつさま
恐縮です。
すみません、なんだかもう。

書かれていることを読んでいて、「ああ、そうだったなあ」と思い返しています。
姉は親と「戦って」ました。そして、親も姉と戦ってました。
母はともかくとして、父と姉は性格が似ているせいもあるせいか、よくぶつかってましたし。
その一方で、私はある意味、何をしてても言っても相手にされてなかったですから。(苦笑)
なんだかんだ言ってても、わがまま言ってる、反抗的、拗ねてる、くらいにしか受け取られない。今思えば、本当に戦ってないところがあるからでしょうか。
親もふたりめだし、ってところで、どこか力が抜けてましたしね。
姉妹のタイプがちがうので、なんとなく親の対処が変わっていたのもあって・・。
私はどうものんびりしてますし、基本、親をまじめに敬愛してるところがあるんですが、姉はわりと親に対して批判的ですし、わたしたちとは趣味趣向がちょっと変わっているところもあるんです。

そして、姉はとても主観的です。自分を中心になんでも考えます。
いい意味でも、悪い意味でも。
ひとを見る時もすべてそれ、なんですね。
あれは、ひとりめの子供の特質かしら、なんて勝手に分析したくなる時もありますが・・・。
だから、姉を見ていると、親との関係、見本はなかったし、上のような性格だし、下の子に対するいろんな我慢の思いもあるし・・・なんだか、苦労性で疲れることだなあ、と思うときがあります。
こういうことを書く時点で、妹って気楽なんだな、とも思います。

姉には姉の言い分があるので、矛先が私に向くと大変な時もあるんですが、このごろは結構、この立場の違いときょうだいという気楽さもあって、いろんな話をするようになりました。
もっぱら、ここ数年は聞き役ばっかりですけど。(笑)

母になったのに、さらに性格が激しくなっている姉なので、ちょっと心配しつつ見ているのですけども、落ち着いてくれたらいいなあ、と願っています。

さらさ
2009年1月20日9:28

こんにちは、はすさま
そうなんですよねえ、長女はとてもがんばりやさん、です。
いつか日記にも書いたことあるんですが・・・私が友達とトラブって毎日のように軽いイジメみたいなものにあって、泣いてたときがありまして。
それを見た姉の友達が、姉に話したところ、姉が私の友達に注意しよう、話そうと思ってその下書きを書いて自分の学習机に向かってその言葉を話す練習してたのを見たことがありましてね・・・・。
そういうところは、本当に「お姉ちゃんすごい」ってところでもあるし、ありがたい姉でした。
子供のころは母以上に私に構い倒してる時もありましたし(だから、今の甥っ子の気持ちもちょっとわかる)、今でも母と私に長女ぽい仕切り屋さんぶりも発揮しますし。
頼りになるんですよね、ほんと。だけど、ちょっと抜けてるんですが。(苦笑)

それから。
あれから、姉と何度かメールのやりとりをしてまして、それとなく私からも、みんなで甥っ子の前で話す内容を気をつけようよ、と書いてみました。
今回は、甥っ子もショックだったのか、甥っ子もひどくしょげていたらしいのが、姉たちが仲直りしたら、もうとても嬉しそうだったとのことで、姉もそれを見て、反省したようです。

義兄が謝ってくれたので姉も謝ったら、耳元で「おかあさんも謝れたね。えらいね」なんて、言ったのですって。
それを聞いて、また、涙がでちゃった甘い叔母なのでした。(苦笑)

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