一度アップした日記が、だめになりました。
私はなにをしたかな・・・。(汗)

NHKで緒形さんの主演ドラマ「帽子」を昨夜見て、しばらく時間を置いてから放送された追悼番組も見ました。
津川雅彦さんが紹介していたタイトルの書。
『書は下手形の上手がよい 魯山人』からきているのでしょうか。
これは、よい字を書くのはよい人格が生み出す以外はない、という意味らしいのですが・・・。

津川さんが「へたうま」だったね、と言うのは書の話でしたが、芝居についてもご自分で上手い、と思った事はなかったんじゃないか、という話でした。
心で演じていた、一生懸命だった。

緒形さんは皆さんがおっしゃるように「愛くるしい」「愛らしい」というのと「慈しみ」「深み」「凄み」も持っている、不思議なひとでそれが存在感であり演技でもあったのではないか、と。


司会の加賀美さんとご子息方、津川さん、監督であり脚本家の池端さん。
その5人による、追悼の語らいの場は、折り目正しく温かく洒脱だった。
そういえば、直人さんのデビュー作である「優駿」は宮本輝さんの原作のファンで、映画を見に行ったことがあったっけ。
ペンケースを買って持ってたほど、好きな物語でした。


それにつけても、そんな緒形さんを思いながらも、「中居ファンである自分」はどうにも私の中で深く根差しているようで・・・。
中居さんのことを、思った。

苦手意識を持つ方がいかにも、芸としての役者としてのものはすばらしいものがあるのではないか。
演じてみせる、作ってみせる、うまく見せる、よく見せる、というのとちがったアプローチや演技というものがあるのが、役者というものなのではないか。

そんなことをまた、考えた。
幾通りもあってもいい、役者としてのあり方。


この間のSMAPライブのことも考えた。
各歌での世界観を体現し、それぞれの存在感を際立たせる演技力。
そんな演技力を見せつけたのが、今回のライブだったのではないかな、とも。
稀有の魅力、役者だと思う。
5人とも。

誰が脇役だとか主役だとか、じゃない次元に行き着いて、なおかつ5人の協奏曲である歌もいくつもあった。
一昨年も、歌う時の演技力がすごいな、と思ったけれど、今年はさらに上手だったような。
難しいよね、あの世界観。


さて、今夜は衛星放送でドラマ「破獄」放映。
世界仰天ニュースでもやっていた、脱獄囚の話。
これの緒形さんがものすごい、のだ。

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