今夜の「篤姫」はまったくもって、腑に落ちない。

「寺田屋事件」とはああいうものなのか?
そもそも、長州藩との共謀は無視だし、真木和泉などはいないし・・・。
寺田屋二階のメンバーは無視なんだな・・・。(苦笑)
まあ、なんといっても主役は大奥の人である篤姫なのだからして、そのあたりは端的に・・・、というのだったりするとわかるけれども、予想したとおり薩摩をいいように描いているとしか見えて仕方なくなってきた(苦笑)。
かなりゴーイング。

有馬的場さんはごっつうオトコマエでした。
有馬さんと篤姫が知己だった、という設定は切なかったけどね。

で、やっぱり私は西郷さんというひとは好きじゃないな。
前からそうだったんだけど、やっぱり好きなタイプじゃない。
地元では今でも尊敬される人物だし、すごいひとなんだろうけども・・・好みじゃないから仕方ない。

そして久光=山口さんが大きな声を放つと・・・舞台役者チック。(笑)
どうしたいんだろうなあ、ほんまに。このドラマ的に久光さん。

それから。

篤姫。

まいったなー・・・・。
先週の宮さんの襟口つかみに行ったのもなんだったけども、今日のあの薩摩の品々を焼くっていうあの行動。
激しい・・・。
ちょっとやり過ぎなような気がする。
人知れず処分をしていて・・・あとから人づてに将軍以下が知って彼女の覚悟を知る、とか。
(で、幾島からのあの巻物だけは、処分を命じられた重野とか瀧山が捨て切れずに持っていて、もっと後になってから篤姫に手渡す、とか)
薩摩のものを口にしなくなった、とか。
なにかそういう、控えめな表現はなかったのかしら、なんて思う。
なにもあそこまでのパフォーマンスをしなくてもよいでしょうが。
直情的なひと、ということなんだろうけれど。

それに、怒りの表情があまりうまくないなあ、って思うな。
声がよい方ではないと思うので、ああいう風に張り上げると余計によろしくない。
もうちょっと、宮崎さんの個性を生かした演技とか脚本だったらよかったのに。

このあたりは原作に近いほうがよかったのじゃないかな。
ひとりになって夜になっては悶悶としたり、お付のひとたちには多少きつい声になっても、どちらかというと自分のうちに納めよう、と努める感じ。
そうした方がよかったんじゃないかな、と。

でも、きっと今の方がこのドラマらしい「篤姫」なんだろうなあ。(笑)

大奥の女衆はみんな、芸達者で面白いんですけどね。
実に皆さん、うまい。
重野の中嶋さんなど、よいな。

「氷の華」で、米倉さんの夫役で堺さんが。
ちょっと不気味なひとだったんだけど、ああいうのも似合うな。
でも、後半ながら見だったの。
いつか、ちゃんと見よう。(笑)

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