さっきまで、黒澤明監督作品のドラマ化、「天国と地獄」を見ていた。
改めてホンの面白さに引き込まれ、母とふたりで「さすが清張よね〜」とオオボケかましておりました。(爆笑)
ちがいましたねえ、原作は。
87分署シリーズで有名なエド・マクベイン。
あの60年代の日本に置き換えて映画化した黒澤明。
見事ですネエ。
で、このドラマも面白かった。
三船敏郎の権藤(脅迫される会社役員)に佐藤浩市、その秘書河西に小澤征悦、権藤の妻に鈴木京香。
冒頭から前半、なにやらこの3人の役者にメロメロな私。(笑)
佐藤浩市の色気と小澤の若い目ヂカラと白シャツと黒ベスト、京香さんの豊満さにメロメロ。(ちゃうやろ)
運転手(会社役員の息子と間違えられて息子が誘拐された父親)に平田満、で、乗り出してくる警部が阿部寛さん。
映画は仲代達矢だ。
んー、ピッタリ。(笑)
中盤、わが子でない子供のためにナケナシしかも家を抵当に入れて会社を買収しようとしていた3億円を払うかどうかで苦悩する権藤。
ああー、佐藤さんの苦悩にメロメロ!(笑)
で、このあたりから、このドラマは実に綺麗に撮るなー、と思い出していたのだけど。
たとえば共犯者の麻薬中毒者夫婦の描き方。
海辺の家が綺麗で、幻想的。
このときの誘拐された子供の、共犯者妻へ向けた思慕の描き方がよいんだよな。
その後の筋書きは、前作とおりなのだが・・・警察の描き方がかっこいい、権藤もまた叩き上げのかっこよさがかっこよい。
この権藤と警察官たちの共感をはっきりと描くのも、現代のドラマならでは、か。
わかりやすい。
真犯人追求、捕まるまでは・・・なかなか前作では怖いなあ、という場面(ヒロポンだったかな、怖いんだよね。描き方が)なのに、このドラマは小樽のロマンチックな情景であり売人の女性も綺麗だし、真犯人・山崎努演じていて、今回は妻夫木くんはかっこいいし・・・どこか、綺麗に描きすぎなのかなあ、と。
最後の獄内で犯人が権藤を呼び出してのシーンは、さすがだな、とも思ったけれど、どこか悲惨さがなくって。
模倣犯が出なければいいなあ・・・くらいに思った私ってヘンなんだろうな、と。
このドラマではバックボーン描いていないけれど、ずっと人生では地獄にいたという犯人。
寒くて眠れず暑くて眠れずにいた彼が、坂の上の天上に立つ住人を憎む。
幸福なひとを不幸に陥れたい。
だが、彼はなんとか研修医になっていたのだ。
もしかすると、今までにもなにかをしてきて今の位置にきたのかもしれないが、その才能と克己心があれば・・・・。
今の自分を惜しむ気持ちは起きなかったのか。
彼は、そして想像力が養えなかった。
幸福と不幸の間のことを。
彼は「模倣犯」のピースと「砂の器」の秀夫でも、ない。
いや、もしかするとピースは彼と同類かもしれない。
などと、思った。
役者陣の演技が安心感があり、音楽も撮影技術もきっちりしてて、なかなか見応えはあった。
明日は「生きる」だそうな。
大好きな映画だけに、予告を見ただけでこれは見たくないかも。(苦笑)
志村喬さんの姿がねえ、あまりにこびりついているのよ。
斯様に、リメイクというのは見る人の感情にいろんな思いを起こさせるものだ、ということで。
中居さんの挑戦がこれからなんだなあ、と今日のニュースを聞いて思ったりなんかして。
この間、同じ題名で原作の方の話をドラマ化したものを見たけれど、そのドラマの中で巣鴨プリズンに収監され処刑されたひと(中村雅俊さんが演じていた)が、「ペンの力で俺の姿を伝えてくれ!」と主人公に言う。
主人公は、家族の尽力で処刑を免れるけれど、その経験を文字にした。
その力は、橋本忍さんを動かし、あのドラマを生んだ。
物語はフィクションなのだろうけれど、その力はすごかったんだろうと思う。
・・・って、話がとっちらかってますな。あは。
にしても、またナカナカコンビなのね〜。
う〜ん、仲間さん、「千代」さんにはならないでね。
って、それが期待されてるのかなあ。
う〜ん。
並んだバランスはお似合い、なんですが。
改めてホンの面白さに引き込まれ、母とふたりで「さすが清張よね〜」とオオボケかましておりました。(爆笑)
ちがいましたねえ、原作は。
87分署シリーズで有名なエド・マクベイン。
あの60年代の日本に置き換えて映画化した黒澤明。
見事ですネエ。
で、このドラマも面白かった。
三船敏郎の権藤(脅迫される会社役員)に佐藤浩市、その秘書河西に小澤征悦、権藤の妻に鈴木京香。
冒頭から前半、なにやらこの3人の役者にメロメロな私。(笑)
佐藤浩市の色気と小澤の若い目ヂカラと白シャツと黒ベスト、京香さんの豊満さにメロメロ。(ちゃうやろ)
運転手(会社役員の息子と間違えられて息子が誘拐された父親)に平田満、で、乗り出してくる警部が阿部寛さん。
映画は仲代達矢だ。
んー、ピッタリ。(笑)
中盤、わが子でない子供のためにナケナシしかも家を抵当に入れて会社を買収しようとしていた3億円を払うかどうかで苦悩する権藤。
ああー、佐藤さんの苦悩にメロメロ!(笑)
で、このあたりから、このドラマは実に綺麗に撮るなー、と思い出していたのだけど。
たとえば共犯者の麻薬中毒者夫婦の描き方。
海辺の家が綺麗で、幻想的。
このときの誘拐された子供の、共犯者妻へ向けた思慕の描き方がよいんだよな。
その後の筋書きは、前作とおりなのだが・・・警察の描き方がかっこいい、権藤もまた叩き上げのかっこよさがかっこよい。
この権藤と警察官たちの共感をはっきりと描くのも、現代のドラマならでは、か。
わかりやすい。
真犯人追求、捕まるまでは・・・なかなか前作では怖いなあ、という場面(ヒロポンだったかな、怖いんだよね。描き方が)なのに、このドラマは小樽のロマンチックな情景であり売人の女性も綺麗だし、真犯人・山崎努演じていて、今回は妻夫木くんはかっこいいし・・・どこか、綺麗に描きすぎなのかなあ、と。
最後の獄内で犯人が権藤を呼び出してのシーンは、さすがだな、とも思ったけれど、どこか悲惨さがなくって。
模倣犯が出なければいいなあ・・・くらいに思った私ってヘンなんだろうな、と。
このドラマではバックボーン描いていないけれど、ずっと人生では地獄にいたという犯人。
寒くて眠れず暑くて眠れずにいた彼が、坂の上の天上に立つ住人を憎む。
幸福なひとを不幸に陥れたい。
だが、彼はなんとか研修医になっていたのだ。
もしかすると、今までにもなにかをしてきて今の位置にきたのかもしれないが、その才能と克己心があれば・・・・。
今の自分を惜しむ気持ちは起きなかったのか。
彼は、そして想像力が養えなかった。
幸福と不幸の間のことを。
彼は「模倣犯」のピースと「砂の器」の秀夫でも、ない。
いや、もしかするとピースは彼と同類かもしれない。
などと、思った。
役者陣の演技が安心感があり、音楽も撮影技術もきっちりしてて、なかなか見応えはあった。
明日は「生きる」だそうな。
大好きな映画だけに、予告を見ただけでこれは見たくないかも。(苦笑)
志村喬さんの姿がねえ、あまりにこびりついているのよ。
斯様に、リメイクというのは見る人の感情にいろんな思いを起こさせるものだ、ということで。
中居さんの挑戦がこれからなんだなあ、と今日のニュースを聞いて思ったりなんかして。
この間、同じ題名で原作の方の話をドラマ化したものを見たけれど、そのドラマの中で巣鴨プリズンに収監され処刑されたひと(中村雅俊さんが演じていた)が、「ペンの力で俺の姿を伝えてくれ!」と主人公に言う。
主人公は、家族の尽力で処刑を免れるけれど、その経験を文字にした。
その力は、橋本忍さんを動かし、あのドラマを生んだ。
物語はフィクションなのだろうけれど、その力はすごかったんだろうと思う。
・・・って、話がとっちらかってますな。あは。
にしても、またナカナカコンビなのね〜。
う〜ん、仲間さん、「千代」さんにはならないでね。
って、それが期待されてるのかなあ。
う〜ん。
並んだバランスはお似合い、なんですが。
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