今日、母校から手紙が来た。
通っていた中学校は今年、三十周年を迎える。
十周年時、在学していた自分が、二十年後の自分への手紙を書いたものだ。
当時、私は14歳、中学校2年生だ。
読んでみたら、とても面白かった。
内容は下記のとおり。

*****************************

20年後の私はどんな人になっているでしょうか。
今の私の夢どおり、司書なんかをしているか。
もうお母さんになっているか。
楽しみです。
14才の私は、158cm、45kg、足のサイズ22.5、視力は1.5と2.0です。
(34才の私はどんな姿をしているか、正直、こわい気もする。)

中学生になると、マンガ、本にこづかいを使いはたしてた。
SFの小説家新井素子さん(*注1)の本をあつめて、よくよんでました。
(34才の私もまだ、よんでたりして。)
それから、サブちゃん(*注2)を思い出してください。
まさかあのコがこれから20年も生きるとはあまり思えない。
もう、いなくなっているだろう。
20年前のサブちゃんは、とてもかわいかった。

中学3年になると、受験だから、中2の時のことをわすれてしまうかもしれないけれど、
なつかしい思い出になるでしょう。

また、今年おこった事件は、
・スペースシャトル爆発
・フィリピン選挙後の混乱(マルコス派とコラソン・アキノ派の)
などが代表的だと思う。

『親からのメッセージ』(*注3)

20年後:2006年はどんな年になっているだろう。

・日本は世界でどんな役割を果たしているか
 1986年日本は先進工業国の一つであるが、2006年には 高度情報化、
 高福祉国家となっている。
・技術の進歩はどこまで到達しているか
 コンピュータが各家庭に入り、相互情報の入出力が自由にできる。
 宇宙旅行が可能か?
・○子(私)は現在持っている将来への夢をどこまで実現しているか
 司書として図書館で仕事をしているかな?
 結婚して2人くらいの子供がいるかな?
・私達(親)はどんな生活をしているか
 多分元気で、海外旅行など楽しんでいるでしょう



*****************************

(*注1)新井素子
先日、MAYUKOさんの日記でも触れられていた「グリーン・レクイエム」、「星へ行く船」の作者。
確かに、今でも好き。

(*注2)サブ
小学校4年から飼っていた柴犬(♂)。その後、私が社会人になっても生きていて、15歳まで生きた。

(*注3)『親からのメッセージ』
これは、父が書いていたもの。

本文のなかの()部分は、書き足したものではなく、それどころか、手紙に書いてある内容は一字一句変えていない。(○子部分のみ、変えました)
・・・・20年前の、中学生の自分にダメだしされてる私もどうよ。(笑)

コメント

リリコ
リリコ
2006年2月8日23:30

それから、サブちゃんを思い出してくださいっていう文章にウルウルきました。素敵な14歳の女の子だったんですねぇ。
いいですねこういう手紙。

りら
2006年2月8日23:43

20年前のメッセージ。
ご自分からの、ステキなステキなプレゼントですね(*^^*)

さらさ
さらさ
2006年2月9日0:11

コメント、ありがとうございます。
おふたりにお返事♪

>リリコさん
なんだか、中味は成長していないなあ、という気もするんですが。(笑)犬は可愛かったですね〜、だからいなくなる、と考えるだけで悲しかったのかな、とも思いますね。

>りらさん
そう、忘れてたんですよね、このメッセージ。
ちょっと前に学校から「住所、おかわりないですか?」って確認の電話が入った時なんて、「不審・・・」(またかい・爆)とか思ってたくらいでしたからねー。
字が今よりとても丁寧なんだけど、子供っぽいの。面白いです。

nophoto
サマー
2006年2月9日0:54

久方ぶりにコメント書かせていただきます。
20年前の自分からの手紙、面白いですね。学校も粋なことをされるものです。お父様の20年後の社会の予測も興味深いですね。コンピュータが各家庭にというのはぴったり当たりましたね。親子で海外旅行というのも(笑)。当時のさらささんの夢は叶いましたか?

さらさ
さらさ
2006年2月9日1:17

サマー様
お久しぶりです!ようこそおいでくださいました♪

そうですよね、粋なことをしてくれました。しかも、封筒の切手が貼られていなかったので、家を回ってポストに入れてくださったのだと思います。OBかOGか、育友会か・・・。明日、お礼の電話を入れようと思っています♪

父、やっぱり文系なのに、電子技術系に興味があったようです。(笑)
私の夢は・・・叶わなかったかな〜、です。
図書館で司書をしたい、という夢が発展して、博物館に勤めたいな、と思った時期もありましたけれども、挫折してつい最近まで、小売業の会社に行ってました。
今の時期にこの手紙が来たのも、感慨深いです。

また、遊びに来て下さい、楽しみにしております♪

ままなっつ
ままなっつ
2006年2月9日22:04

なっつです。
20年前の手紙を送ってくれるなんて粋なことしてくれる学校ですね。
お父様が言葉を書かれてたなんて、珍しくないですか?
普通はお母様の方のような気がします。
私も新井さん好きでしたし、司書にもなりたかったんですよ。
どちらかと言うと児童図書館とか児童文庫に興味がありました。
私の場合、30年前になりますけど、
その頃、図書館と言うものが少なかったため、
就職口も無いと思い、
絵本に触れられると言うことも理由のひとつで、
幼児教育科に進学したのでした。
なんかさらささんの日記から自分の過去を思いだしてしまいました。

さらさ
さらさ
2006年2月9日22:17

ままなっつさま
コメント、ありがとうございます。
今日、中学校に電話しました。
電話してきたのが意外だったのか、お礼を言いましたら、「本当に丁寧にありがとうございます」と逆にお礼を言われてしまいました。(笑)
うちの父は筆マメなのと、私たちの教育にもあれこれ言うのが好きで、なにかというと学校の提出書類は父が書いていたし、三者懇談会にまで出てきました。(苦笑)
反対に、母はそういうのがわりと面倒、っていう人でしたから。
いまだに堂々と「あまり子供好きじゃない」なーんて言いますからね〜。

そうですか、ままなっつさんも・・・。
夢がつながって今のお仕事、素敵です。

若子
若子
2006年2月9日23:50

なんか、泣ける手紙でした。いろいろと。
私は職を転々として、たまたま博物館で9年ほど働く機会を得たんですが、まったく予定外でした。

20年前からの手紙なんて粋なものはないけれど、昔の日記を読み返してみたくなりました。
あらやだ、35年前の自分にも会えちゃうわ(かなりコワい^^;)。

さらさ
さらさ
2006年2月11日1:19

若子さん、いろんな経験されてきてるんだなー、といつも感心してました。私もこれから、いろんなことに挑戦してみたいな。
若子さん、日記をたくさん書かれていた、と前に書かれてましたものね。そうして、形にして残す、ということはやっぱりいいものですね。
そのおかげで、今回の掲示板復活、も叶ったのですもの。
本当に、ありがとうございます。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索