ドラマの感想を、ちょこっと。
実は、お正月のドラマの古畑ファイナル第一夜と、「女王蜂」についても書きたかったけど、それらはどうかな、もう書くタイミングを失ってしまった。(苦笑)

木曜日は「けものみち」か「白夜行」を見るかで迷い、「白夜行」を選んだ。途中、何度か席を外したが最後までなんとか見た。疲れていたので、どっぷり重い気分で・・・。来週は、またこれを私、見られるのだろうか?
主人公ふたりは、これからの成長株で注目されているから見てみようかな、と思っていたし、ほかのキャスト陣の配役がなかなか渋くって期待して見た。
最初のシーンは、もう思いっきり「砂の器」を意識しているなあ、と思ったけれど、あれほどに長く引っ張らなくても・・・(苦笑)。全部見た後に、あれは1話最後の部分で流した方が効果的だったのでは?と思った。
見ていて息苦しかったが、さすがTBS、映像は綺麗だしキャスト陣の演技もけれんみがない。
子役の演技には凄味があった。福田麻由子さんは他作品とも天才的だし、泉澤祐希くんはあまりに自然でびっくり。
タイトルバックと柴咲コウの主題歌も、合っていて余韻があった。

書店で平積みを長くしていた話題本で興味はあったけれど、原作は読んでいない。恐らくこのまま、読まない方がいいかもしれない、と思っているけれど、さあ、どこまで見られるか。(見てて、本当に気が重い・・・。)

主人公ふたりの絆。
見ていて、「永遠の仔」を思い出し、また、去年の12月に見た日テレのドラマコンプレックスの2時間もの「ブラックウィドー未亡人」を思い出していた。
 


水戸市内のクラブで竜野雄二(米山善吉)という男が毒物によって殺害された。最期の声を聞いた店の関係者の話から、竜野が店に入る少し前、女から風邪薬のカプセルをもらって飲んでいたことが判明。目撃証言から、その女が竜野の愛人・森崎美緒(杉本彩)であることが分かった。
  元銀座のホステスの美緒は、4年前、40歳も年上で県内屈指の資産家と結婚。その1年後、旅行先で夫が崖から転落して死亡したことから、3億円の保険金を受け取った。当時、一緒に旅行をしていた美緒に疑惑の目が向けられたが、証拠が見つからず、結局、この転落死は事故として片付けられた。美緒は、それ以来、陰で“黒い未亡人”と呼ばれるようになっていた。
  竜野の事件を担当した検事の茂木田鶴子(片平なぎさ)は、被害者の証言、目撃証言、美緒が竜野と3億円の生命保険を掛け合っていたことなどから、“クロ”と断定。美緒が犯行を否認し、毒物の入手先が不明であったが、起訴に踏み切った。マスコミ報道によると、17歳の時に母親が焼死した美緒には、その時に保険金を受け取った、という過去もあったのだ。
  美緒側は、連戦連勝で負け知らずの有名弁護士・柳瀬達郎(大杉漣)を立てて、徹底抗戦の構え。田鶴子は、OL時代に、柳瀬に捨てられたのがきっかけで法曹界を目指した過去があるだけに、何としても負けたくないと思った。
  美緒が余裕の表情を見せる第一回公判が終わって程なく、美緒の故郷・西伊豆を訪ねた田鶴子は、思わぬ事実を掴んだ。美緒の母・雅代(松尾晶代)は、山岡(広沢清孝)という愛人と酔っ払った揚句にストーブを倒して焼死。その山岡の妻は、一人息子の貴志を連れて再婚したのだが、その貴志が、水戸が地元の代議士・和光喜八郎(唐沢民賢)の秘書・南条貴志(保阪尚希)だったのだ。南条は、引退した和光の地盤を受け継いで出馬し、現在、選挙活動の真っ最中であった。
  田鶴子は、柳瀬に美緒の弁護を依頼したのが南条で、美緒と南条が恋愛関係にあると推理。故郷にいる際、2人が共謀して自分たちの親を殺し、それが隠された太い絆になっているのではないか、と考えた。故郷を出て以来、2人が接触した形跡は全くなく、美緒は南条を知らないと供述している。だが、田鶴子は、美緒が森崎の転落死で手に入れた3億円の保険金が、選挙資金として南条に流れたのではないかとにらんだ



女は、ただひとりの男を愛していた。
たがいの父と母を殺した共犯である男が自分を愛していると信じていた。
夫から得た保険金は男の選挙資金となり、新たに殺人犯に仕立てあげられてもなお、その愛ゆえに男が女のために敏腕の有名弁護士を依頼したのだと信じていた。
だが、男は裏切っていた。代議士の娘と婚約し、口封じのために女の命を狙っているのだ。
しかし、女は知りながらも沈黙を守ったまま、選挙当日、男が当選したのを見届けて自殺する。

女と男の愛読書は、時刻表。

息詰まるような生活を送っていた頃、時刻表を眺め、空想で旅するふたり。町を出ることを夢見ながら、共に親を殺したゆえにもうひとりの自分として、秘密の絆を愛の証としながら、決して会うことが叶わないふたり。
それは裏切られたとしても、たったひとつの真実だった。

検事役の片平なぎささんと、美緒役の杉本彩さんの演技が素晴らしかった一作。
これを、白夜行を見ながら思い出した。

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