会おうぞ、と誓った【海賊王】5人の待ち合わせ場所は、飛行場だった。
目印は、キャプテン・ジャックの「双つのカットラスと髑髏」、リングリーダー・カイ・ヒロのアンブレラ。
カイ・ヒロとオリエント急行で落ち合って伴行する、通称ポワゾン・スネイク、ナギ・カンはサングラスの影から周囲への注意を怠らない。
その手には、ガンがくるくる、と回されているが誰も声をかけない。
そう、彼らは治外者なのだ。
「ナギ、ちったあ落ち着きな」
数時間の沈黙の後、ガムを噛みながら声をかけたリング・リーダーは、被っているいつもの帽子とサングラスの下から僅かに笑む。
彼の美貌が際立つのを嫌って、殊更に隠したところで、数百年を経ようとその輝きが失せることはない。
ナギ・カンは、再びまみえた喜びに目を潤ませたが、慌てて横を向いてその雫を隠した。
その傍らで、無頓着に肩を揺らしカイ・ヒロは、また自らのリズムに身体を任せていた。
キャプテン・ジャックと天竺もといタイで再会を果たした、ブラック・ウルフことカトリは昔と変わらぬプラチナ・ブロンドの長い髪をその場で刈った。
「願掛けは叶ったからね。この髪の分、待ってたんだって、ヒロに見せなきゃね」
ふたりが仲間を迎えに向かったのは、ニース。
ニースのギャングに捕まったゴローゴ・ナガキの身柄を引き受けるためだ。
「助かったよ、ジャック、ウルフ。」
人質にしては、顔色がよく丁重に遇されているゴローゴを見て、キャプテン・ジャックは笑った。
「お前、捕まったって、ガセだろ!」
「まったくもう、ガキなんだもん」
カトリは、嬉しそうにナガキの脚を蹴った。
ゴローゴ・ナガキの異名はアンジェ・ブランカ。
憎まれないその笑顔も健在だ。
「ほおら、これ見てよ。この花束。ヒロより綺麗じゃないけどね♪」
途端にむっすり、としてジャックが鼻を鳴らす。
「お前は、あいつを知らない。んなもん、持って歩けるかよ。
・・・ほら、こういうね、一輪の赤い薔薇がヒロの胸を飾るのさ。」
あー、まったくこの人たちはね、とカトリが空を仰ぐ。
「会いにいくよ、カイくん」と、投げキッスを飛ばして。
世界の海をまたにかけて渡り合い、血よりも濃い絆に結ばれていた5人。
黒い生地に鮮やかな柄を織り上げたスーツに身を包み、彼らはやって来る。
無粋な邪魔するヤツは殴り飛ばすヒロを見て、ジャックが手に持った杖をひらりと回した。
彼らをひとめ見ようと押し寄せる群衆や、カメラを持つ男たち。
そんな彼らは振り向きざまに、一瞥する。
5人の海賊王たち、その名も【トライアングル】。
・・・・・・
ええー、お話、てなもんでもありませんが、ひとつのね、散文。ウケケケケケ。
入って来れない方、すんませんすんませんすんません。(平謝)
・・・・・・
上記の駄文は何にも関係ありません。(笑)
目印は、キャプテン・ジャックの「双つのカットラスと髑髏」、リングリーダー・カイ・ヒロのアンブレラ。
カイ・ヒロとオリエント急行で落ち合って伴行する、通称ポワゾン・スネイク、ナギ・カンはサングラスの影から周囲への注意を怠らない。
その手には、ガンがくるくる、と回されているが誰も声をかけない。
そう、彼らは治外者なのだ。
「ナギ、ちったあ落ち着きな」
数時間の沈黙の後、ガムを噛みながら声をかけたリング・リーダーは、被っているいつもの帽子とサングラスの下から僅かに笑む。
彼の美貌が際立つのを嫌って、殊更に隠したところで、数百年を経ようとその輝きが失せることはない。
ナギ・カンは、再びまみえた喜びに目を潤ませたが、慌てて横を向いてその雫を隠した。
その傍らで、無頓着に肩を揺らしカイ・ヒロは、また自らのリズムに身体を任せていた。
キャプテン・ジャックと天竺もといタイで再会を果たした、ブラック・ウルフことカトリは昔と変わらぬプラチナ・ブロンドの長い髪をその場で刈った。
「願掛けは叶ったからね。この髪の分、待ってたんだって、ヒロに見せなきゃね」
ふたりが仲間を迎えに向かったのは、ニース。
ニースのギャングに捕まったゴローゴ・ナガキの身柄を引き受けるためだ。
「助かったよ、ジャック、ウルフ。」
人質にしては、顔色がよく丁重に遇されているゴローゴを見て、キャプテン・ジャックは笑った。
「お前、捕まったって、ガセだろ!」
「まったくもう、ガキなんだもん」
カトリは、嬉しそうにナガキの脚を蹴った。
ゴローゴ・ナガキの異名はアンジェ・ブランカ。
憎まれないその笑顔も健在だ。
「ほおら、これ見てよ。この花束。ヒロより綺麗じゃないけどね♪」
途端にむっすり、としてジャックが鼻を鳴らす。
「お前は、あいつを知らない。んなもん、持って歩けるかよ。
・・・ほら、こういうね、一輪の赤い薔薇がヒロの胸を飾るのさ。」
あー、まったくこの人たちはね、とカトリが空を仰ぐ。
「会いにいくよ、カイくん」と、投げキッスを飛ばして。
世界の海をまたにかけて渡り合い、血よりも濃い絆に結ばれていた5人。
黒い生地に鮮やかな柄を織り上げたスーツに身を包み、彼らはやって来る。
無粋な邪魔するヤツは殴り飛ばすヒロを見て、ジャックが手に持った杖をひらりと回した。
彼らをひとめ見ようと押し寄せる群衆や、カメラを持つ男たち。
そんな彼らは振り向きざまに、一瞥する。
5人の海賊王たち、その名も【トライアングル】。
・・・・・・
ええー、お話、てなもんでもありませんが、ひとつのね、散文。ウケケケケケ。
入って来れない方、すんませんすんませんすんません。(平謝)
・・・・・・
上記の駄文は何にも関係ありません。(笑)
コメント
5人の海賊王、かっけーーー!!
さらささま〜、ひと時の夢の世界をありがとうございます♪
さらささんの描く男性って、海賊王たちはもちろんのこと、どの人物もさりげなく(←ここポイント)カッコ良くて、大好きです!
面白い。最高。ちゃんとお話にして、一本
投稿してくださいましまし(笑い)。
しゅふりんでした。
喜んでいただけて、よかったーっ。(ほっ)
このお話、ミュージカル劇にしかならないので(笑)、ろくなものになりそうにありません。
が、人物設定考えてると、妙なもので泣けてきそうになります。(ばかですね)「トライアングル」の詞のままの、5人なんか、どうかな、なんて。
また、機会がありましたらよろしくお願いします。(ペコリ)