近頃、日記仲間の皆さんの中で、ユーミンブームが起きている模様ですね。
私も、つらつらと思い出していました。
MAYUKOさんや、コスモスさんの書かれている曲のほとんどを、あまり知らないので(汗)、
聴いてみたいなー、なんて思いつつ。
思いっきり浅いユーミン語りです。

多分、私は世代的には荒井由実時代をあまり知らなかったので、
知り始め、学校でも「松任谷由実の歌がね」と話すと、
私の母校の先生たちは若い先生が多く(だからか、友だち感覚で楽しかった)、ちょうどユーミン世代。
「荒井由実ねー」「荒井由実の時がいいんだよー」などと、教えてくれたものでした。

そして、小学校高学年から、高校までよくラジオを聴いたのですが、
その頃よく聴いたのは「卒業写真」。
これは、もう耳タコくらいなんですが、今でも大好きな曲です。
で、これを聴くとなぜか吉田まゆみさんのマンガを思い出します。
なんというタイトルだったか忘れましたけど、多分この人のマンガで、
「卒業写真」がそのままズバリ、テーマだった作品を読んだことがあったのかな、って思います。
読んだ時、ちょっと上の世代の学生時代、という感じがしまして、憧れました。
今でも、気がつくと、口ずさんでいる時があります。
本当、歌詞やメロディがスルスルと、出て来ます。
ユーミンは、本当に歌作りの名人。

あと、ユーミンで好きな歌は「守ってあげたい」。
これは、前からとっても好きな歌なんですが、実は「砂の器」のサントラを作るとしたら、
必ず入れたいくらいです。
少し前に見たサスペンスドラマで、女性数人の同級生同士の事件、っていうものがありまして。
彼女らの共通の思い出の物として、この歌のオルゴールが出て来て、それが事件のカギになる、
っていうのがありました。
その時、そのメロディを聴いてるうちに思いつき、一気に妄想を働かせて文章にしたことがあるんです。

この曲は、私が小学生のころに流行った歌なんだけど、「砂の器」の2004年版の設定では、
私と同級生らしい(笑)和賀とか関川も聴いたことがあったかなあ、なんてことまで考えたのでした。
で、歌詞がね。
それぞれのパートで、それぞれのキャラにハマるかなあ、と思ったのです。

≪You don’t have to worry, worry,
  守ってあげたい
  あなたを苦しめる全てのことから

初めて言葉を 交わした日の
  その瞳を 忘れないで
  いいかげんだった 私のこと
  包むように 輝いてた≫

↑あさみのイメージ。和賀を守ってあげたい、という気持ち。
そして、あの夕焼けの公園で出逢ったふたり。
初めて目が合った時のふたり。

≪遠い夏 息をころし トンボを捕った
  もう一度 あんな気持ちで
  夢をつかまえてね
 
  So, you don’t have to worry, worry.
  守ってあげたい
  あなたを苦しめる全てのことから
  ’Cause I love you, ’Cause I love you≫

↑今西刑事夫妻のイメージ。
和賀=秀夫の宿命、運命を見破りながらも、「もう一度夢をつかまえてほしい」と願い、見守る気持ち。
それは、きっと使命感と責任感と人間愛。
今西夫人は、きっと母性愛の象徴。

≪このごろ沈んで 見えるけれど
  こっちまで ブルーになる
  会えないときにも あなたのこと
  胸に抱いて 歩いている

  日暮れまで 土手に座り レンゲを編んだ
  もう一度 あんな気持ちで
  夢を形にして≫

↑玲子のイメージ。
関川に対する思いは、こんな気持ちだったのだろうか?
彼女が子供の頃に思い描いていた夢、ちっちゃな女の子が見た
夢は、夢半ばにして散ってしまったのだろうか?
そして、喪って初めて、その夢を知ることになり、宿命として
背負うことになった関川のイメージ。

≪So, you don’t have to worry, worry.
  守ってあげたい
  他には何一つ できなくてもいい
  ’Cause I love you, ’Cause I love you. 

  So, you don’t have to worry, worry.
  守ってあげたい
  あなたを苦しめる全てのことから
  ’Cause I love you, 守ってあげたい hum--≫

↑そして、和賀のイメージ。
自らの罪と過去を受け入れ、贖い、向き直ることによって、やっと実感することが出来た、
今までの自分の罪と幸福。
そんな彼にとって、今まで出会ってきた人たちに対する思いが、もし、こうであれば。
取り返しがつかないことでも、その人たちに返せることが出来なかったとしても、
こうした思いを寄せることが出来れば、と。

そんなことを、考える。

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「守ってあげたい」
松任谷由実作詞引用

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